フォントワークスは、年間定額制フォントサービス「LETS」のリニューアルを発表した。2021年2月中旬より新体制でサービスを提供する。
リニューアルによって入会金(30,000円)は撤廃。年会費は45,000円(フォントワークスのフォントを契約した場合)。2021年2月15日までに事前登録すると、初年度料金の割引などを行うキャンペーンを実施する。
「LETS」は、2002年からフォントワークスが提供している年間定額制フォントサービス。サービス名は「Leading Edge Type Solution」の頭文字をとっている。高品位で多彩なフォントを取りそろえ、日本語、欧文、韓国語、簡体字、繁体字、タイ、ヘブライといった言語をカバーする。
現在はPCごとのライセンス認証だが、新しいLETSではユーザー単位の形態に変更。利用するフォントの情報はユーザー情報にひもづく。1ユーザーあたり2台までのPCを登録でき、同時接続も可能。そのため、1台は勤務先のPC、もう1台はテレワーク用のPCといったように、違うところにあるPCを登録して使える。
現LETSでは「LETSアプリ」をPCに常駐させてフォントを管理しているが、新LETSではWebサイトにログインし、フォントのアクティベートを管理する形式に変わる。たとえば、外出先でスマートフォンからWebサイトにアクセスし、フォントのアクティベートのON/OFFを設定。帰宅後、PCを起動すると自動的にフォントのインストール/アンインストールが行われる、というような使い方が行える。
よく使うフォントやプロジェクト単位で使用するフォントなどはリスト化して管理。リスト単位でアクティベートの可否を選択でき、PC間でもアクティベートの状態は同期される。
現LETSの契約者は、新LETSのサービス開始後も、契約内容・サービスを現況のまま利用可能。ただし、新LETSの提供する上記の新機能や管理形態は、新LETSの契約に切り替えることで反映される。フォントワークスは、契約更新の際には新しいLETSへの切り替えを検討するよう呼びかけている。
新LETSを事前登録すると初年度20%オフ
新LETSの事前登録キャンペーンサービスでは、新規契約や現LETSからの切り替え時に利用できる「初年度料金20%OFF、3カ月無料」のお得なクーポンが獲得できる。無料期間とあわせて、実質の利用期間は15カ月となる。
申し込みの期限は2021年2月15日23時59分。事前登録した人の中から抽選で100名に、「フォントワークス書体見本帖」がプレゼントされる(当選者に2021年3月初旬ごろ送付予定)。
現在のLETSで無償提供している以下のコンテンツ(LETS PUTK)は、新LETSでは提供が取りやめられる。
- ユニバーサルフォント管理ツール「LETS FontACE」
- Webフォント機能「FONTPLUS for LETS PUTK」
- ロイヤリティフリーの写真素材/AIデータ
- Adobe Illustrator用プラグイン
- 1バイトフォント
- LETS会員証明書
また、新LETSにて提供開始する製品は以下の通り。アプリ・ゲームLETS拡張ライセンスの提供は2021年夏ごろを予定しているほか、価格やフォントのラインアップなど、詳細は今後発表するとのこと。
- フォントワークスLETS(欧文フォントコレクションは含まず)
- Monotype LETS
- 昭和書体LETS
- イワタLETS
- モトヤLETS
- YOON LETS
- 方正LETS