外出機会が減り、在宅ワークが増えていることで、運動不足や食べ過ぎ、飲み過ぎによる摂取カロリーの取り過ぎなどのコロナ太りが広がっています。ある調査によると、運動不足や食生活の乱れにより、体重が増えた人は2割おり、女性の方が多い結果となっています。年 末年始もあり、寒い冬は活動量が減り、食事量が増えやすい時期です。今回は、冬太り解消におすすめのブロッコリーレシピをご紹介しましょう。
冬は太りやすいって本当!?
冬は、寒いので外出する機会も減り、自宅で過ごすことが多くなりがちです。特に、今は新型コロナウイルスの影響もあり、例年よりも、おうち時間が長くなっているのではないでしょうか。寒いと体を守るために脂肪をためやすくなるというイメージがありますが、カロリーとしては、活動して動いた量よりも余分に摂ることがなければ、脂肪としては蓄えられません。
在宅の時間が増えると、間食がつい増えてしまったり、この時期のクリスマスやお正月といったイベントもあるため、ケーキや揚げ物など高カロリーな食べ物を取る機会が増えます。また今年はコロナの影響で、テイクアウトメニューの種類も増え、外食ができないのであれば、自宅でおいしい、ちょっと豪華な食事を食べたい! と考える方も多いでしょう。お酒が好きな人であれば、飲酒の量も増えているのではないでしょうか。
寒くて動きたくない、外出もできない=通常より活動量が減る、ということが起こり、冬太りやコロナ太りをする人が多くなっているのです。
体温が下がると痩せやすい!
活動量が減り、食べる量が増えてしまえば、体重も増えていきます。しかし、実は冬は痩せやすい季節と言われています。寒い季節は気温が低くなります。気温が低くなると、人間の体温も下がってしまいます。そのため、体は体温を保つため、エネルギーを消費して、体温を上げようと働きます。冬は、他の季節と同じように動いていても、代謝が上がっていて、脂肪を燃やしやすくしてくれるのです。冬の時期に、食べる量、食べる食材を意識して上手く調整しながら食べ、体を動かすことを続けていれば、痩せやすい季節と言えます。そのため、できれば暖房の効いた温かい部屋にいるよりも、外に出て活動するようにして、体温を上げると、より脂肪を燃焼しやすくなります。
ブロッコリーはダイエットにおすすめ食材
ブロッコリーは、1年を通して手に入りやすい食材ですが、旬は冬から初夏にかけてです。夏は北海道や長野など涼しいところで育ったものが出回っています。ブロッコリーは栄養が豊富に含まれており、100g食べれば、1日に必要なビタミンCが摂れるほど多く含まれています。その他、妊産婦、授乳婦に特に必要な葉酸、抗酸化作用もあるビタミンE、骨を強くするビタミンK、エネルギー産生に働くカリウム、腸内環境を整え、ダイエットに欠かせない食物繊維などさまざまな栄養が含まれています。また、クロムというミネラルも含まれており、脂肪の燃焼や筋肉を作る働きがありますので、ダイエットに役立ちます。
その他、生姜やネギといった体を温める作用のある野菜類もおすすめです。代謝が上がっていても寒い時期には体が冷えますので、飲み物やスープに取り入れると手軽に取り入れやすくなります。生の生姜は体の熱をとる働きがありますので、発熱のときはよいですが、冬に体を温めたいときは、加熱した生姜や乾燥した生姜を使用するとよいでしょう。
冬におすすめ温かいブロッコリーのスープ
お鍋やポトフ、おでんなどの煮込み料理は、食材を煮込むだけで簡単に美味しく食べられるメニューです。体が温まる野菜をたっぷり入れて食べるとカロリーを抑えられるだけでなく、ビタミン類や食物繊維も摂りやすくなります。今回は、ブロッコリーを使った温かい簡単スープをご紹介しましょう。
ブロッコリーと春雨の中華スープ
<材料>2人分
ブロッコリー 1/2株
春雨カットタイプ 50g
しょうが(せん切り)1かけ分
鶏ガラスープの素 小さじ1
水 500ml
塩、こしょう 適量
ごま油 小さじ1
<作り方>
1:ブロッコリーはよく水洗いし、軸と房の部分に分け、軸の部分は1cm角に、房の部分は小房に分ける。
2:鍋に水、中華スープの素を入れて火にかける。煮立ってきたら、春雨、しょうがを加えて、ブロッコリーを加える。3~5分ほど煮たら、塩、こしょうで味を整え、ごま油を回しかける。器に盛ったらできあがり。
寒い時期にぴったりの温かいスープを食べて、体も温め、おいしくダイエットしましょう。