NVIDIAがGeForce RTX 3000シリーズのノートPC向けモバイル版GPUを発表し、それに続いてMSIが同GPUを搭載するゲーミングノートPCを一挙に3製品発表しました。デモ機がエムエスアイコンピュータージャパンのオフィスにあるということで、発売前の一足先に実機をチェックしてきました。
秋葉原にほど近い、エムエスアイコンピュータージャパンのオフィスで最新ゲーミングノートPCとご対面。既報の通り(関連記事)、同社は最新ゲーミングPCを3製品発表していますが、今回日本にあったデモ機は「GP66 Leopard」「GS66 Stealth」と「GF65 Thin」(関連記事)でした。最上級モデルの「GE76 Raider」は生産の都合でまだ用意できていないとのことで、エッジが光る格好いいフラッグシップ機のお目見えはまだ少し先になりそうです。
短時間での製品撮影会となりましたが、ご厚意でエムエスアイコンピュータージャパン株式会社のFelix Hung氏、阿部 史典氏、新井 雅俊氏に同席していただけたので、製品のグローバル発表を見ていて気になっていたポイントを質問してみました。
――今回GPUはNVIDIAの最新モデル(GeForce RTX 3000シリーズ)を搭載しましたが、CPUは第10世代Intel Coreプロセッサの採用となりました。第11世代のCPUを採用しなかった理由はなんでしょうか。
「第10世代Intel Coreプロセッサでは、コア数が多く高クロックでゲーミングに向くモデルが充実しているので、今回ゲーミング製品として第10世代Intel Core i7 / i9シリーズを採用しました。第11世代Intel Coreシリーズのプロセッサは薄型軽量モデルから採用していく予定で、今後搭載ラインナップも増やしていきます」
――GP66 Leopardでは製品の外観を一新したとありますが、主にどのような点が変わったポイントでしょうか。
「GE66という後継モデルから、よりコストパフォーマンスを意識したモデルとなっています。クーラー周りを最適化したほか、本体ボディの仕上げを変更し、イルミネーションを一部省略しています。今後展開予定の17.3型モデル「GE76」ではライトバー搭載モデルも予定しておりますので、ぜひご期待ください」
――統合ユーティリティ「dragon center」は「MSI Center」に刷新されました。イチオシの機能などありましたら教えて下さい。
「MSI Centerは、弊社ゲーミングノートPCなどで提供している統合ユーティリティソフトです。特にオススメの機能としては、GPU Switch機能でしょうか。Intel製プロセッサとディスクリートグラフィックスを組み合わせたノートPCでは、負荷に応じてどちらのGPUを使用するかをシステムが自動的に判断して切り替えますが、GPU Switch機能を用いることで強制的にディスクリートグラフィックスを使用できます。ペイントソフトなど、ゲーミングのように負荷が大きくならないソフトの使用時にとても有効な機能なので、クリエイターの方にもオススメです」
というわけで、実機を見てみましょう。実はまだ正式なグラフィックスドライバがNVIDIAから提供されていないらしく、ゲームを動作させてみたりといった試用に関してはしばらくおあずけ。外観やインタフェースをチェックしてきました。画像はサムネイルをクリックすると大きなものを確認できます。
GP66 Leopard
GS66 Stealth
GF65 Thin
今回お目見えしたMSIの新型ゲーミングノートPCは、1月28日から順次発売予定です。製品の仕様についてはこちらのニュース記事をどうぞ。
MSI、GeForce RTX 3000シリーズ搭載ゲーミングノート3製品を一挙に発表
https://news.mynavi.jp/article/20210114-1642213/