面白い形の石を集めている人や、流木を拾う人など、世の中には、一見なんの価値もないものが、ある人にとっては貴重なものだったりすることがあります。実は、540さん(@peptide540)のところに時折、ヤギのフンをもらいにやって来る青年がいるそうなのですが……。
いったい、何に使うのでしょうか?
「ヤギのウン○下さい」と青年が拾って行くのですが、ずっと気になって気になって「何に使うのですか?」と思い切って聞いた所
「新聞紙の上で日光に当てて干し、山に行った時に燃料として使う」
軽くて、よく燃えて、匂いもなく、タダでもらえる この上ない燃料らしい
立場が変わると価値観が変わる
(@peptide540より引用)
まさかヤギのフンが燃料として有用とは。目から鱗が落ちるとはこのことですね。この投稿に、「へぇー、凄い」「知らなかった!」「面白い」「そんな使い道が!!」と感心する声や、飼っている羊やウサギのフンで「試してみたい」、そして「ソロキャンプしたい」という人もいました。
540さんにお話を伺ったところ、このヤギは、540さんの会社で倉庫周りの除草用にと飼育されているヤギで、その除草能力は圧巻で根絶やしとなるそうです。そんな働き者のヤギが、こちらです。
べぇーべぇーとよく鳴くことから、「べーさん」という名が付けられたそうです。角にテニスボールを指して、とってもお茶目ですね。
調べてみたところ、モンゴルやネパール、インドなどでは、昔から馬やラクダ、牛といった草食動物のフンを壁に貼り付けて乾燥させ、燃料として活用しているのだとか。一見何の価値もない家畜のフンも、移住民族や山岳民族にとっては、まさに「軽くて、よく燃えて、匂いもなく、タダでもらえる この上ない」燃料になるわけですね。エコな生活の知恵、素晴らしいです。
最後に、今回の投稿が話題となったことについて540さんに感想を聞いたところ、「ヤギの有用性を少しでも知って頂けたならうれしいです。本来でしたら破棄していたアイテムでも立場と視点が違えば、それは価値のある物となる。それを体験出来て非常に勉強になりました」と話していました。
「ヤギのウン○下さい」と青年が拾って行くのですが
— 540 (@peptide540) January 16, 2021
ずっと気になって気になって「何に使うのですか?」と思い切って聞いた所
「新聞紙の上で日光に当てて干し、山に行った時に燃料として使う」
軽くて、よく燃えて、匂いもなく、タダでもらえる この上ない燃料らしい
立場が変わると価値観が変わる