京都鉄道博物館は2月開催のイベントとして、特急コンテナ列車用の車掌車ヨ5000形5008号車、国有化で登場した大型貨車ワム3500形7055号車について解説するセミナーや、長大編成電車の中間車モハ80形1号車の特別な車内公開などを実施すると発表した。

  • ヨ5000形5008号車

車両解説セミナー「貨物を知ろう ~ヨ! ワム! and more!!~」では、本館1階で展示しているヨ5000形5008号車・ワム3500形7055号車について紹介。車両だけでなく、貨物に関する展示品もあわせて解説する。

2月13・14日に開催され、各日とも11時30分・14時0分・15時30分から開始(所要時間30分の予定)。本館1階に展示された583系の後方にて、各回の開始30分前から整理券を配布する。各回先着30名まで参加できるとのこと。

  • ワム3500形7055号車

  • モハ80形1号車の車内

モハ80形1号車の車内公開は2~3月の土日祝日に実施。1950(昭和25)年に登場した日本初という長大編成電車の中間車で、基本性能は戦前の技術を踏襲しつつ、新技術も取り入れ、長距離・高速運転に対応するとともに、最大16両編成を可能にした。車内は木製で、現在では見られなくなった灰皿など、レトロな車内が魅力。各日とも10時から16時30分まで公開予定となっている。

また、今年度6回目となる「おとなの学び講座」では、「明治期、京阪神の鉄道開業」をテーマに、京都鉄道博物館の学芸員が解説する。2月18日の14~15時に行われ、参加料は無料(要入館料)。定員は先着順で約20名となる。