カレー好きにはおなじみの「100時間カレー」。イートイン店舗29店舗、デリバリー専門店120店舗、合計149店舗を全国で展開している人気カレーチェーン店だ。そんな「100時間カレー」の味を自宅で手軽に味わえるレトルトカレーが人気だという。

  • 自宅で手軽に食べられる「100時間カレー」のレトルトシリーズ

    自宅で手軽に食べられる「100時間カレー」のレトルトシリーズ

「100時間カレー」とは?

「100時間カレー」は、香味野菜と果物にフォンドボーを溶け込ませ、自社配合の20種以上のスパイスを使い100時間かけて丁寧に作り上げたコク旨な欧風カレー。日本最大級のカレーの祭典「神田カレーグランプリ」で史上初のV2(2014年、2016年に優勝)を達成したことで出店を加速して現在に至る。そんな中、お客さんから「自宅でも食べたい! 」、「来店できないエリアに住む友人や家族に食べさせたい! 」との声が寄せられたことから、自宅や職場でも手軽に食べられるレトルトカレーの開発、販売を2016年にスタートさせた。

そして2020年、新型コロナウイルスの感染拡大によるテイクアウト、デリバリー需要の増大に合わせて、レトルトカレーの通信販売、ECサイトを強化。2020年11月末に「100時間カレー」レトルトシリーズの累計販売数が222万食を超えたという。レストランで食べられる味わいを再現するために、丁寧に焙煎して仕上げたコクとスパイスが香る本格欧風カレーをレトルトでも味わえるよう研究を重ね、50回を超える試作品を経て、ようやく商品化されているのだそうだ。今回、濃厚ビーフカレー、キーマカレー、バターチキンカレーの3種類のレトルトカレーを試食してみた。

  • 3種のレトルト「100時間カレー」の特徴

濃厚ビーフカレー(税込540円)

スパイスやフォンド・ボーを1つ1つ厳選して作った「濃厚ビーフカレー」。具材の牛肉の肉質、牛脂の割合、サイズにもこだわっている。りんご、マンゴー、バナナといった果実や香味野菜の旨味が感じられ、辛さはわりと控えめ。原材料にはワイン、ココアパウダー、コーヒー、ウスターソース等も使われており複雑な味わい。牛肉の美味さとルーの濃く深さを堪能できる大人のディナーカレーだ。

  • コク深く複雑な味わいの「濃厚ビーフカレー」

  • 具材の牛肉は旨味たっぷり食べ応えあり

キーマカレー(辛口/税込540円)

スパイシーで、食べ進めるうちにじんわり汗がにじみ出てくる辛さ。通常カレーには入れない醤油、みりんを加え、日本人の慣れ親しんだコクや風味を隠し味に入れることで日本人好みに仕上げているという。ひき肉の食感もよく、限定発売されている店舗ではコアなファンも多いというのも頷ける、クセになる味。

  • スパイシーでクセになる「キーマカレー」

  • キーマカレーはひき肉もたっぷり入っていて食感が良い

バターチキンカレー(税込540円)

トマトやココナッツによりマイルドな食べ心地があるカレー。特筆すべきはゴロッと贅沢に入った鶏肉の美味しさ。弾力のある肉質で噛みしめると肉の旨味が存分に感じられる。後味がよくヘルシーで、女性にも好まれそう。

  • マイルドで子どもにも食べさせられそうな「バターチキンカレー」

  • 弾力のある鶏肉がゴロッと入っている

いずれも本格的な味わいで、尚且つ個性的なカレーばかりで満足感が高かった。ごはんにかけて食べるだけでなく、家飲みのおつまみや、バゲットに乗せてみたり、料理のアクセントに加えてみても良いかもしれない。引き続き外出自粛により自宅で食事することが多くなりそうな2021年。コンビニ、スーパー等に行けば数多くのレトルトカレーが棚に並んでいる中、カレー好きに選ばれている「100時間カレー」の魅力をこの機会に自宅で味わってみよう。