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【この記事のエキスパート】
ワイルドライフクリエーター、山岳写真家:荒井 裕介
ブッシュクラフト、狩猟、ULスタイル、沢登りなど様々なアウトドアに取り組む。海外生活の経験もあり銃器やトイガンにも造詣が深い。
アウトドア料理やビンテージアウトドアアイテムのレストア、道具作りにも造詣が深く自作アイテムのみでの山行も行う。
フェールラーベンのアンバサダーとしても活動している。
鮎タビは鮎釣りなどで川に入る際に使用する靴(シューズ)です。水中の岩や漂着物から足元を守り滑りやすい石の上でも安全に楽しむために欠かせないアイテムです。ダイワやシマノなどから中割・中丸、フェルト仕様など多数の商品が販売されています。この記事では鮎タビの種類や選び方おすすめ商品を紹介します。
鮎タビとは
鮎タビとは、鮎釣り専用の防水シューズのこと。
鮎釣りをする際は、自ら川の中に入り、ロッド(釣り竿)を遠くへ投げる動作が必要になります。通常の靴では濡れてしまいますし、長靴などでは安定感がありません。
その点、鮎タビはソールが滑りにくい素材となっており、河川の岩のコケなどで滑ってしまう可能性も低くなります。さらに水が靴内に侵入するのも防いでくれるため、動きやすく、機動性も上がります。
鮎タビの選び方
それでは、鮎タビの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の3つ。
【1】タイプをチェック
【2】靴底のフェルトの仕様もチェック
【3】サイズをチェック
上記の3つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】タイプをチェック
鮎タビは形状の違いで大きく「中割タイプ」「中丸タイプ」「シューズタイプ」の3つに分けられます。
それぞれ特徴が異なるため、まずは違いをきちんと理解しておくことが大切です。釣りのスタイルや経験なども考慮して、安全性や自分に合うかをよく考えてから選ぶようにしましょう。
▼中割タイプ
タビのイメージどおり、親指と人差し指の間でつま先が分かれたタイプ。踏ん張りがききやすいため、強い流れのなかでもしっかり立つことができます。とくに、川での立ちこみに慣れていない初心者の場合は転倒のリスクも高いため、安全面を重視して中割タイプを選んでおくほうが無難です。
ただし、慣れるまでは指のつけ根が痛くなりやすい点がデメリット。また、やや着脱しにくいためラクに脱ぎ履きできるかどうかもチェックしておくといいでしょう。
▼中丸タイプ
足先が分かれていない袋状のタイプ。通常の靴に近い感覚で履くことができます。
足先がふたつに分かれたものに比べると水中で踏ん張る力はやや劣りますが、足先の自由度が高いため長時間履いていても負担になりにくいのが魅力。移動もしやすく、頻繁に釣りのポイントを変えるスタイルにも適しています。
▼シューズタイプ
いかにも釣り用という見た目のフットウェアに抵抗がある方にぴったりなのがシューズタイプ。トレッキングシューズのようなおしゃれなデザインでスタイリッシュに履くことができます。
水圧や障害物から足元を守る保護性能や歩きやすさ、軽さにこだわったものもあり、機能面でも一般的な鮎タビに引けを取りません。
【2】靴底のフェルトの仕様もチェック
鮎タビの靴底には通常フェルトが使用されています。これは、フェルトが吸着することで滑りやすい石や岩の上でも転倒しにくくなるためです。
フェルトソールの仕様にもいくつか種類があるので、それぞれの特徴をふまえたうえで自分に合うものを選びましょう。
▼ベーシックタイプ
特別な加工のないシンプルなフェルトソールを使用した商品は比較的リーズナブルで入門者にもぴったり。もちろん注意が足りないと転倒の危険はありますが、ベーシックタイプでもフェルトによる吸着力で滑りにくくなっているためしっかり安全性は保たれます。
ソールがすり減るとグリップ力が弱まるため、安全に使用するには定期的なフェルト交換が必要なことも忘れてはいけません。安価なぶん摩耗してきたら気兼ねなく交換できるのもメリットです。
▼カットフェルトタイプ
フェルトソールに切れ目が入ったタイプです。溝があることで底部がよく屈曲するため、底石をしっかりとらえることが可能。より滑りにくく安全性がアップします。また、ポイントを変えるために移動するときも歩きやすく、疲れにくい点も魅力です。
ただし、フェルトの切れ目部分に小石や落ち葉などが入り込んでしまうことがあるのがデメリット。ベーシックタイプに比べると価格もやや高くなる傾向にあります。
▼カットピンフェルトタイプ
ピンと呼ばれるスパイクつきのタイプもあります。ピンが石や岩肌に食い込んで滑りにくさがさらにアップ。なかでも切れ目のあるフェルトソールにピンが埋め込まれたものは、靴底も底石にしっかり追従してくれて、岩や藻が多く滑りやすい場所など高い安定性を求めるシーンで重宝します。
ただし、人によってはピンのカチャカチャした金属音が気になる可能性も。また、水中の丸みが強い岩の上に乗ると滑りやすい点にも注意が必要です。
【3】サイズをチェック
鮎タビを選ぶときは、なかに履く専用ソックスやドライタイツの厚さも考慮する必要があります。
鮎釣り用のソックスやタイツは厚みがあるので、ふだんとおなじ大きさを選んでしまうと窮屈で履けなかったり釣りに集中できないということも。足のサイズよりも0.5~1cm程度大きめのものを選ぶといいでしょう。はじめて鮎タビを購入する場合は実店舗でフィッティングしてみると安心です。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)