無印良品が日用品52品目を値下げ、家具のサブスクも本格始動

無印良品を展開する良品計画は1月15日、「新しいくらしへの 3つの"新"」に関する記者向け発表会を開催。価格改定や新商品・サービスなどについて発表した。

ハンガーや収納用品など52品目を値下げ

2021年春夏シーズンの第一弾として日用品を価格改定

同社では、1月15日からハンガーや収納用品、食器など「完成度の高いサステイナブルな日用品」52品目について価格改定を行い、従来よりも20～30％下げる。

主な対象商品は、「ポリエステル綿麻混・ソフトボックス・長方形・中」(改定前1190円→改定後890円)、「アルミ洗濯用ハンガー・3本組」(290円→250円)、「ボーンチャイナカフェオレカップ」(1090円→890円)、「ポリプロピレンシャワーブラシ」(990円→790円)、「手指用消毒ジェル(指定医薬部外品) 販売名:M 外皮消毒ジェル A」(990円→790円)など。

価格改定主な対象商品

マットレスなど家具の月額定額サービス

家具の月額定額サービス

また1月15日から、無印良品の家具の月額定額サービスを日本国内182舗で開始する。利用料金は、月額利用料と初回のみ配送料(有料の組み立てを希望する場合は別途)。

対象となるのは、「脚付マットレス」「テーブル」「チェア」「スタッキングシェルフ」。年単位の契約で1年/2年/3年/4年のプランがあり、選んだプランの期間が満了した際には「解約・返却」「契約延長」を選択するか、買い取り料金を支払うことでそのまま使うことも可能。

たとえば、「脚付マットレスシングルセット」(脚付マットレス・高密度ポケットコイル・シングル(スチールメッシュ・洗えるカバー)、木製脚・20cm/ナチュラル)の販売価格は2万9,900円だが、このサービスを利用すると4年契約時で月額利用料600円となる。

家具の月額定額サービスの対象商品と料金

契約終了後に返却された家具については廃棄はせず、パーツ交換やメンテナンスを施し、改めて月額定額サービスに再利用、中古品として販売することなどを予定している。

同社では2020年7月から約3カ月間、無印良品とIDÉEの家具・インテリア用品を6種のセットで利用できる月額定額サービスを期間限定で7店舗で実施。その中で多くあった「セットではなく単品でのサービスが欲しい」という意見を受けたもの。

さらに発表会では、新商品として、シーツなどをつくる工程で発生するハギレや残糸・残反のそのままの色を生かした「再生コットンファブリック」や脱プラスチックに向けた「ダンボール収納」、ボトルの樹脂量を削減した「エイジングスキンケア」、商品を長く使うための「体にフィットするソファ用補充クッション」なども紹介された。