Qualcommは1月11日 (米国時間)、第2世代の超音波指紋センサー「3D Sonic Sensor Gen 2」を発表した。
3D Sonic Sensorは、超音波の反射を用いて指表面の隆起やへこみ、細孔を立体的に、指紋認証に使用できる精度でスキャンする。ガラスやメタルを通じても指紋をスキャンでき、表面が濡れていても機能する。センサーは0.2mmと非常に薄く、Samsung Galaxy S10、Note10、S20、Note20など、OLED (有機EL)ディスプレイに埋め込んだ指紋認証機能に採用されてきた。
第2世代の3D Sonic Sensorは、センサーの表面積が広く、処理速度が向上した。第1世代のセンサーの表面積が4×9mm (36平方mm)だったのに対して、第2世代は8×8mm (64平方mm)と77%も大きく、多くの指紋データをキャプチャできる。処理速度は第1世代より50%速く、これまでよりも安定してすばやくデバイスがアンロックされる。2021年初めに最初の搭載製品が登場する予定で、「Samsung Galaxy Unpacked 2021」(1月14日)での発表が噂されるGalaxyの次期フラッグシップの搭載が有力視されている。