こんにちは! パーソナルトレーナーの片岡です。冬の時期になると、家から出ることも少なくなり、暴飲暴食をしがちに……。冬服に隠れているけど脱いだらいつの間にか贅肉が……。そんなことからも年が明けてから1月からジムに通いだす! という方も少なくありません。今回は冬にこそやって欲しい痩せ習慣についてと、冬太りを解消するコツをご紹介いたします。

  • 冬に痩せにくくなるのはなぜ? パーソナルトレーナーが解説

    冬に痩せにくくなるのはなぜ? パーソナルトレーナーが解説

寒い季節になると、外に出ることも少なくなり運動量は減り、夏に比べると痩せにくさを感じる方も多いはずです。冬に痩せたい方は何から始めれば良いのか。そして、どうすれば効果的に進められるのかを、今回はジム経営者でもあり、年間2,000本以上のトレーニング指導を実施しているパーソナルトレーナーの私が、冬太り解消のコツを紹介します。

【冬に太ってしまう原因は?】

まず冬に太ってしまう原因から考えてみましょう。寒さにより運動量が少なくなるというのは一般的にもイメージがつくと思いますが、食事、そして身の回りの環境に大きな影響を受けることがあります。

食べ物・飲み物に注意!

ご自身の食生活を思い返してみて下さい。暖かい「飲み物」を飲むことが多くなっていませんか? 朝起きて、会社へ行く最中。または休日の待ち合わせのカフェで。カフェラテ、ココア、レモンティー、などなど。意外と飲み物で余分なカロリーを摂ってしまっていることが多いのです。

また冬の食べ物。12月~1月は例年会食や忘年会も多く、脂質の多い食べ物やお酒を多く摂取しがちとなります。家で過ごす際は鍋料理などヘルシーなものが多くなり良いのですが、外に出ることが多い方などは注意する必要があるでしょう。

身の回りの環境も影響している

そして身の回りの環境。夏と決定的な違いとしては服装です。肌を露出することが少なくなることで、どんな方でも体型が目立ちにくくなります。それにより体重を計る習慣も少なくなり、そもそも太り始めていることに気がつかないことも。当然運動量が増えていくことも期待できません。

自分の食生活と体型のモニタリング。ここをないがしろにしてしまうのが冬の特徴だと考えます。

【痩せるために意識したいこと】

では実際にどんなことを意識すべきなのか。それは、

ただの暴飲暴食を避ける

いやいや、分かってはいるけど避けられないから困っている…そんな方も多いはずです。なのでその暴飲暴食に「意味」を持たせてみてださい。

例えば筋トレをしている方。筋トレで鍛えた筋肉を成長させるためには「栄養」が必要不可欠です。筋肉の材料となるのは「たんぱく質」ですが、その暴食内容にどれだけそういったメニューが含まれているのか。どうぜ暴食をするなら肉や魚料理など高タンパク邸脂質のメニューをたくさん食べた方が身体にとってはメリットありです。揚げ物など油が多いメニューでは筋肉がつくこともなくむしろ体脂肪をさらに蓄積するだけですからね。

暴飲暴食をしてしまった後にすべきこと

そして暴食をしてしまった後も重要です。次の日から調整だ! 朝昼は糖質抜きで……! そんなことは非効率ですのでやめた方が良いでしょう。人間は1回に吸収できる栄養の上限が決まっています。上限を超えて食べ過ぎた分は全て脂肪に変わります。つまり食べ過ぎた分次の食事の頃には脂肪に変わる運命なので、減らしても遅いのです。

そして食事を抜くと太りやすくなります。人間の体は7時間分の栄養しか貯めておけません。まず1食抜くと7時間以上は食間が空きますからエネルギーが足りなくなり筋肉が減ります。

やってしまった翌日は、普段通りの食事を心がけること。そしてやるとしても揚げ物や炒め物、肉の油など「脂質」を控えめにすること。目安としては1食15g以内です。主菜は肉料理よりも脂質が少ない大豆や魚料理が良いでしょう。食べ過ぎてしまった後こそ、切り替えが重要ですね。

【冬におすすめのトレーニングは】

寒くなり運動量が減ることからも、身体が硬くなりがちです。有酸素運動で消費エネルギーを高めることも良いですが、しっかり必要な筋肉を動かせるようにしておきましょう。ここで紹介するのは背中のストレッチです。

■4スタンスストレッチ 

・四つ這いになり、右手を左手の前に置く
・その状態から背中を丸めておく

  • 四つ這いになり、右手を左手の前に置く

    四つ這いになり、右手を左手の前に置く

  • 背中を丸めた状態になる

    背中を丸めた状態になる

・背中を丸めた状態から、ゆっくりとお尻を後ろに動かしていく
・この際、後ろに下げ過ぎて背中の丸まりが無くならないようにしておく

  • 背中を丸めた状態から、ゆっくりとお尻を後ろに動かしていく

    背中を丸めた状態から、ゆっくりとお尻を後ろに動かしていく

・この体勢のまま、鼻で深呼吸をしていく
・5秒息を吸って5秒息を吐く、これを5セット繰り返していく
※これを左右どちらも行う。

いかがでしたでしょうか。冬に痩せたいと思ったら、まずは食生活を見直すところから。そして寒いながらも運動習慣を失わないこと。ここで痩せられれば明るい春があなたを待っています!