在宅メシの強い味方、即席ラーメン。簡単調理のお手軽さはそのまま、超豪華な食材つきのスペシャルな袋麺が登場した。1月11日に明星食品が発売した、2食セット5,000円(税別)の「明星70周年記念商品 中華三昧 贅の極み」(オンライン数量限定販売)だ。発売に先がけてつくって食べてみた。
「魚翅姿煮拉麺(フカヒレスガタニラーメン)」「極厚叉焼拉麺(ゴクアツチャーシューラーメン)」の2食セット。シックな黒い箱型で、パッケージからして即席ラーメンに見えない。
フカヒレの姿煮がドーン!
まずは、魚翅姿煮拉麺。紹興酒や生姜で味付けされた一枚もののフカヒレの姿煮が贅沢に使用されている。ぷるぷるつやつやの食感は姿煮ならでは。
フカヒレを引き立てるのが、チキンと魚介のだしに香味野菜を合わせたとろみのある濃厚な中華風スープ。フリーズドライのチンゲン菜で彩りもいい。こんな即席ラーメン、食べたことがない。
極厚チャーシューがどっしり
続いて極厚叉焼拉麺。ボリューム満点でジューシーな炭火焼チャーシューがどっしりとのっかる。箸で持ち上げた手がふるふるするほどの重量級だ。
ポークエキスをベースに香味野菜で味を調え、XO醤やオイスターソースでコクを出した本格中華のしょうゆスープが濃厚。しいたけとたけのこ、チンゲン菜が彩りを添える。
本格中華の味わいをコスト度外視で
明星食品は、1950年の創業以来、袋麺の「チャルメラ」「中華三昧」、カップ麺の「一平ちゃん」などのブランドを中心に展開してきた。
中華三昧は、1981年の発売以来、高級麺ブームの火付け役として時代を築いてきた袋麺ブランド。1987年に発売した「中華三昧 特別仕様」では、具材にフカヒレやアワビなど高級食材をふんだんに使用した「1,000円ラーメン」シリーズとして発売。当時百貨店中心の限定発売にも関わらず多くのメディアに取り上げられ、爆発的な話題を呼んだそうだ。
今回は、その前回を上回る2食5,000円という高価格設定だが、本格高級中華の味わいをコスト度外視で実現したとのこと。同社としては史上初のオンライン限定で、Amazon、楽天で販売する。旅行自粛や外出控えにより自宅でゆっくりと過ごす人へ、手軽に本格高級中華の味わいを楽しんでほしいという思いから企画されたという。