小田急電鉄は7日、登戸駅にホームドアを1月9日の最終列車運行後から順次設置し、3月上旬から1・2番ホームで使用開始すると発表した。3・4番ホームは3月下旬にホームドアの据付けを行い、5月頃の使用開始をめざす。

  • 自動開閉制御システムのイメージ(株式会社デンソーウェーブ)

使用開始までの工程(予定)は、1月9日の最終列車運行後に2番ホームへ、1月16日の最終列車運行後に1番ホームへホームドアの据付けを行い、各種動作確認等を経て、3月上旬から使用開始する。据付けから使用開始までの間、ホームドアが開扉した状態となるため、警備体制を整えるとともに、ホームや電車内での注意喚起アナウンスを行うことで案内を強化する。

登戸駅に導入するホームドアから、新型QRコード(tQR)による「ホームドア自動開閉制御システム」を採用する。列車の扉ガラス部分にtQRを貼付するとともに、ホーム上家に設置する専用固定カメラで読み取ることにより、車掌の列車扉操作に連動してホームドアも開閉するしくみとなる。なお、登戸駅のホームドア導入は、国、神奈川県、川崎市の補助を受けて実施される。

  • 車両扉ガラス部に貼り付けるtQRコード

  • ホームドア自動開閉制御システムイメージ図(株式会社デンソーウェーブ)

小田急電鉄では、「小田急電鉄は日本一安全な鉄道をめざします」という基本理念の下、さまざまな安全対策に取り組んでおり、今後も1日の利用者数10万人以上の駅を優先としたホームドア設置について、国や自治体と連携しながら進めていくとのこと。