マイナビは1月7日、「マイナビ 2020年卒入社半年後調査~就活生の「その後を」知る/withコロナの新入社員の実態~」の結果を発表した。就職活動時の調査データ(「マイナビ2020年卒学生就職モニター調査7月の活動状況」)と入社半年時点で比較し、入社前と入社後の満足度の変化やその要因を分析した。

  • 「マイナビ 2020年卒入社半年後調査~就活生の「その後を」知る/withコロナの新入社員の実態~」の結果を発表

入社半年後、満足度は半減

入社半年後における勤務先の総合満足度を尋ねると、「満足度5」を選んだ学生は26.6%で、入社前(53.7%)からほぼ半減した。項目別にみると、「能力を活かせるか」「将来のキャリア展望」に関する満足度の減少幅が特に大きく、同調査では「『自分の能力を活かすことができなさそう』『将来描いていたキャリア展望を実現できなさそう』ということが、満足度を下げる要因となっている」と分析している。

  • 上から:「総合満足度」「能力を活かせるか」「将来のキャリア展望」

次に「インターンシップ満足度」別に、入社前の「入社予定先の満足度」と入社後の「勤務先の満足度」の変化を比較すると、「インターンシップ満足度5」だった人は、入社半年後の「勤務先の満足度」は大きく下がっていないことがわかった。

入社後、在宅勤務を経験した新入社員は71.0%で、うち44.3%が「入社初日から在宅だった」と回答。これを受け、在宅勤務の有無が勤務先満足度に影響するか調べたところ、「在宅勤務あり」の方が満足度は高いことがわかった。

入社前に内定者研修を受けた割合は56.5%で、うち「オンライン研修」の割合は24.8%。一方、入社後、新入社員研修を受けた割合は93.0%で、うち「オンライン研修」の割合は60.3%だった。

調査期間は2020年10月12~18日、調査対象は2020年3月に卒業した全国のマイナビ就職モニター会員で、有効回答は893人。