女優の武井咲が、テレビ朝日系スペシャルドラマ『黒革の手帖~拐帯行~』がきょう7日(20:00~)に放送されるのに先がけ、コメントを寄せた。
2017年夏、松本清張作品初挑戦にして、『黒革の手帖』史上最年少の原口元子役を演じた武井。そんな武井が再び『黒革の手帖』に出演。3年ぶりの復活となる今作は、武井にとってもドラマ復帰作となる。
メガバンクから横領した1億8千万円と借名口座のリストが記された“黒革の手帖”を武器に、銀座の頂点に上り詰めた元子だったが、連続ドラマ最終回では彼女のもとに警察の手が。みずからの野望のためだけに突き進んだ若きママは、ついにどん底へと転落してしまう。今作では3年の刑期を終えた元子が心機一転、金沢で新たなスタートを切るところからスタートする。
武井は「3年ぶりとなる『黒革の手帖』を、いよいよ皆さんにお届けする日がやってきました。もちろん『自信を持ってお届けできる!』という気持ちではあるのですが、作品って皆さんに受け取っていただいて初めて成立するものでもあるので、私個人としては、やはり不安な思いや怖いなという思いもあって、今はドキドキでいっぱいです」と心境を告白。
続けて、「今回、こうして再び原口元子を演じて、松本清張作品が代々受け継がれている理由や魅力を再確認できましたし、元子って“悪女”なのに、演じていてこんなにも気持ちがいいものだったんだ、とあらためて感じることができました。幅広い世代の方々が、それぞれの年代でどのようにこの作品を受け取ってくださるのか、その反応をまたお聞かせいただけるのが楽しみです」と期待を寄せた。
また、『黒革の手帖』については「私の人生の大事なポイントで携わらせていただいてきた、とても大切な作品」といい、「ドン底まで落ちたはずの元子がまた這い上がってくる様を、楽しんで演じることができました。皆さんも、そんな元子の姿を見て楽しみ、そしてパワーをもらっていただけたらうれしいです」と語る。
そして、「2021年という新しい年が始まりました。大変な年だった2020年から、まだまだ大きく変わることはないかもしれませんが、この状況にしっかりと向き合って、少しでもポジティブに、そして優しい気持ちを持ちながら日々を過ごしていけたら、と思います」と抱負を述べている。