オーネットは1月4日、新成人の「恋愛・結婚」に関する意識調査の結果を発表した。調査は2020年11月27日~30日、2000年4月2日~2001年4月1日に生まれた新成人618名(男女各309名)を対象にインターネットで行われた。

  • 現在交際している異性とどこで知り合ったか

    現在交際している異性とどこで知り合ったか

調査によると、交際経験の「ある」男性は54.4%、女性は58.3%。また、「現在交際している異性がいる」という男性は23.9%、女性は25.6%と、いずれも過去5年で最も低く、コロナ禍における外出自粛が出会いの機会を減少させたことが要因と考えられる結果に。

また、交際相手とどうやって知り合ったのかを聞いたところ、「学内(大学・専門学校)」(34.6%)、「幼稚園~高校時代までの知り合い」(24.8%)、「アルバイト先」(13.1%)が上位に。昨年3位の「ネット(SNS)」は、1つランクを下げ4位(11.8%)となった。

  • SNSで知り合った異性との恋愛はあり?

    SNSで知り合った異性との恋愛はあり?

そこで、「SNSで知り合った異性との恋愛はあり?」と尋ねると、47.7%が「あり」と回答。「ネットによる出会い」については、2019年(50.6%)をピークに2020年(47.7%)にやや低下、2021年は47.7%とほぼ横ばいの結果となった。

  • 結婚したい新成人の割合(年次推移)

    結婚したい新成人の割合(年次推移)

続いて、新成人の結婚観について調査を行った。その結果、結婚願望のある新成人は73.8%と、過去26年間で最も低い結果に。男女別でみると、男性は2020年(74.2%)、2021年(75.1%)とほぼ横ばいであったのに対し、女性は2020年(84.1%)、2021年(72.5%)と低下傾向にあることがわかった。

また、結婚を希望する年齢については、男女ともに「25歳」(24.8%)が最も多く、次いで27歳(14.0%)、26歳(13.8%)、30歳(11.4%)、28歳(11.0%)と続き、新成人の8割近くが「25~30歳」での結婚を望んでいることが明らかに。

さらに、「結婚相手の収入が十分であれば、専業主婦 (主夫)でもよいと思いますか?」と質問したところ、男性41.1%、女性45.3%が「よい」と回答。昨年と比べると、男性は約5ポイント増加したのに対し、女性は約5ポイント減少しており、男女の回答の差が縮まったことがわかった。

  • 結婚したら子供がほしいですか?

    結婚したら子供がほしいですか?

最後に、「結婚したら子供がほしいですか?」と聞いたところ、61.7%が「はい」と回答。男性は子供が「欲しい」が昨年から2.3%増加したが、女性は「欲しい」が10.7%減少し、「欲しくない」が4.2%増加するなど、コロナ禍において、男女で逆の変化が起きていることがわかった。