元プロレスラーの長州力が、TOKIOの長瀬智也が主演を務めるTBS系金曜ドラマ『俺の家の話』(2021年1月22日スタート、毎週金曜22:00~)に本人役で出演することが5日、明らかになった。引退後初ドラマ出演となる。また、格闘家・勝村周一朗のドラマ初出演も決定した。
同局の連続ドラマでは11年ぶりとなる長瀬×脚本家・宮藤官九郎のタッグで描くのは、濃すぎる家族が織りなす王道のホームドラマ。長瀬演じるピークを過ぎたプロレスラーが、能楽の人間国宝である父の介護のために現役を引退し、名家の長男として家族と謎の女性介護ヘルパーを巻き込んで介護と遺産相続を巡る激しいバトルを繰り広げるストーリーだ。
このたび、長瀬演じるプロレスラー・観山寿一を取り巻く個性的なキャストとして長州力と勝村周一朗の出演が決定した。1980年代の新日本プロレスブームの立役者である長州が演じるのは本人役。2019年6月、多くのプロレスファンから惜しまれつつ45年の現役生活に幕を閉じた長州。その熱いプロレス魂が、宮藤官九郎脚本のドラマで蘇る。
現役引退後、タレントとして第2の人生を歩んでいる長州は、自身の名言「飛ぶぞ」が「egg流行語大賞2020」で入賞、Twitterでは独自の世界観を築き上げフォロワーが50万人を超えるなど注目されている。そんな長州が現役引退後初となるドラマ出演でどのような姿を見せるのか。また、“リキ・ラリアット”で多くのファンを魅了した長州が、プロレスご意見番として長瀬演じる寿一に何を語るのか。他では見られない長州力の熱いリングパフォーマンスに注目だ。
さらに、“リアルタイガーマスク”こと勝村周一朗の出演も決定。修斗の第6代世界フェザー級王者であり、現在はガンバレ☆プロレスで現役レスラーとして活躍する勝村は、実は長瀬の2年先輩にあたる幼なじみ。現在も交流があるという2人が、ドラマで初共演を果たす。本作で勝村が演じるのは、寿一と同じプロレス団体「さんたまプロレス」に所属する“スーパー多摩自マン”というリングネームの現役レスラー。リングシーンで、ドラマの枠を超えた本物の技が飛び出す。
■長州力コメント
戸惑っています。なぜ自分なのか。これだけの素晴らしい役者さんが揃っている中になぜ自分なんかがいるのか。とにかく迷惑をかけないことだけを考えています。果たして最後までやりきれるのかどうか不安で仕方ありません。とにかく一生懸命頑張らせていただきます。よろしくお願いします。
■勝村周一朗コメント
総合格闘家で「ガンバレ☆プロレス」所属レスラーの勝村周一朗です。日本には劇中で登場する「さんたまプロレス」のようにテレビ中継もなく小さな会場を中心として活動しているプロレス団体がたくさんあります。他の仕事をしながらリングに上がるレスラーも少なくないですが、それでも激しい戦いで生き様を表現し、たくさんのファンを喜ばせています。このドラマを通じてそういったプロレスの泥臭く熱苦しい部分を伝えるのが僕の役目だと思っています。さんたまプロレスを愛するスーパー多摩自マンの応援をよろしくお願いします!
そして、主演の長瀬智也くんとは小学校時代から仲良くさせてもらっていて、このドラマの話が出たときからプロレスラーの役作りの相談を受けていました。アドバイスをしていくうちに一緒にプロレスのトレーニングをするようになり、その流れで出演することになりました。校庭で一緒に遊んでいた友達同士が、同じドラマに出演することなどそうそうないので快く引き受けさせてもらいました。プロレスの場面では長瀬智也のカッコ良さもカッコ悪さも引き出せるようにサポートしていきたいと思います。
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