OSがアップデートされる度に種類が増えている、Apple Watchの文字盤デザイン。それぞれの特徴や使いこなしのポイントを紹介します。今回は「GMT」です。

「GMT」はメカニカルなビジュアルのスマート世界時計

  • 外側のダイヤルと内側のダイヤルで2地点の時刻を表示する「GMT」の文字盤

GMTといえば、「エクスプローラ」と同じく有名時計ブランドのロングセラーモデルのひとつ。元々は世界を飛び回るパイロットのために設計されたものです。内側のダイヤルは長針・短針で現在地の12時間表示、外側のダイヤルは1本の赤い針で別の都市の24時間表示となっており、表示する都市はプリセットまたは「時計」アプリの「世界時計」リストから選択して設定できます。2色のトーンはその都市の日の出・日の入り時刻を反映しています。

都市を選択するには、文字盤をタップ→デジタルクラウンを回してリストから都市を選択→チェックボタンをタップします。

情報量と実用性

2地点の時刻表示に日付+4つのコンプリケーションが配置され、情報量は多めながら視認性は良好で、実用性の高さは文句なし。カラーのカスタマイズでは外側ダイヤルのカラーを変更可能。これに合わせてコンプリケーションも明るいグレーまたはキーカラーで表示されるので、文字盤上が統一感ある色味になります。

おススメの使い方

仕事で時差のある相手とやりとりをする方には、相手側の現在時刻、朝か夜かが一目でわかって便利です。そうでない方も「UTC」で世界標準時を表示させたり、「東京」で昼と夜の長さを視覚化して楽しめます。ハードでメカニカルなデザインは、リンクブレスレットやレザーリンクなどガッチリしたバンドにピッタリです。

アレンジ例

  • (左)外側ダイヤルはオリジナルに近い「ネイビーブルー/ウォーターメロン」を設定。ボストンがあと4時間で夜明けを迎えることが分かります。
    (右)外側ダイヤルの夜の時間帯とコンプリケーションの一部にカラーが反映されるデザイン。都市を東京に設定すると、今日の日の出・日の入りがわかります

「GMT」文字盤のバランスは?

  • GMTは世界時計+4つのコンプリケーションで程よい情報量を見せつつ、メカニカルなデザインで時計らしさを表現。ガジェット感を楽しめるデザインです