新年あけましておめでとうございます。お弁当講師の刑部菜穂子です。学校や園が始まりお弁当作りを再開したお家もあるのではないでしょうか。
今回は、
1、冷凍食品やパック惣菜を使って楽チンでもかわいいお弁当
2、少しの工夫で簡単季節のお弁当
3、お弁当にもご飯にも! 旬の野菜おかず
の3つのテーマでお弁当をご紹介します。
冷凍食品やパック惣菜を使って楽チンでもかわいいお弁当
まずは「冷凍食品やパック惣菜を使って楽チンでもかわいいお弁当」をご紹介します。
子どもたちのお弁当を作る時に気になるのは野菜が入っているかどうか。なるべく野菜を食べてもらいたいとは思いつつも、作るのがしんどい時やイレギュラーなお弁当作り時に便利なのが「冷凍食品」や「パウチ惣菜」。
ストックしておけば時短・簡単に作ることができます。気になるなら野菜入りのものを選べば罪悪感なし! な、お弁当のできあがりです。
子どもたちによく作るのが「顔弁当」。白いご飯の上にお好みのおかずを髪の毛に見立てて並べて、お顔をつけるだけ。
冷凍食品やパウチ惣菜だけでは色味がさみしい時は、グリーンリーフやミニトマトを入れることで一気においしそうになりますよ。
冬らしい簡単アレンジ
うずらの水煮を使って簡単雪だるまアレンジ!
※雪だるまの帽子を固定する時にピックを使用していますが、小さなお子さまが召し上がる時は危険ですので、焼きパスタ(食べられる食材)で固定してください。
海苔弁の上に貼り付けた雪の結晶チーズは、スライスチーズを100均の型で型抜きしてその後、先を潰したストローで穴をあけています。
ただ型で抜いただけよりも、より雪の結晶らしくなるので、ぜひ試してみてください。
他にも、ソーセージに餃子の皮を巻き付けて焼くだけのおかずや、
前日に漬け込んだ味玉を入れるだけなど、
便利食材活用で簡単すき間埋めをして、朝のバタバタを乗り越えましょう!
少しの工夫で簡単季節のお弁当
次に「少しの工夫で簡単季節のお弁当」をご紹介します。
お正月あけのお弁当でよく作るのが干支弁当です。今年は丑年ですね。おにぎりにして立体感をだした牛のお弁当もかわいいけれど、作るのに少々面倒……。でもせっかくだしかわいいお弁当を作りたいという方におすすめなのが、白いご飯に鶏そぼろをのせて作った牛のお弁当です。
角はヤングコーン、耳はおしゃぶり昆布、鼻はソーセージで作っています。
《鶏そぼろレシピ》
【材料】作りやすい分量
鶏ひき肉 ── 250g
砂糖 ── 大さじ2
醤油 ── 大さじ2
酒 ── 大さじ1
みりん ── 大さじ1
しょうが(チューブ) ── 小さじ1
【作り方】
(1)鍋に材料を全部入れ、肉をほぐしながら調味料をなじませる。
(2)中火にかけ、菜箸で混ぜながら汁気がなくなるまで煮たらできあがり
すき間埋めのおかずは、ちくわといんげんで門松に!
お正月ならではなので、ぜひ取り入れてみてください。
お正月風のり弁
まだまだ簡単にできる季節のお弁当をご紹介します。お子さまには、ちょっと渋いかもしれませんが、夫の弁当で作った富士山海苔弁。
海苔を前日の夜に切っておけば朝貼り付けるだけ! 梅干しをのせれば、日の出のように見えますね。ご飯に海苔をのせると縮むのでお弁当箱のサイズより大きめに切るのがポイントです。
冬らしいワンポイントアレンジ集
お正月が過ぎたら、すぐに節分ですね。卵焼きに細長く切った海苔を貼り付けるだけで鬼のパンツ柄。
ゆで卵も海苔を貼れば、でんでん太鼓に。一気に節分らしくなります。
冬シーズンにかわいくておすすめなのが、味付け稲荷を帽子に見立てておにぎりにのせただけの、毛糸の帽子を被った風の子ども弁当。
ちょっとしたワンポイントデコを取り入れるだけで季節を感じることができます。
お弁当にもご飯にも! 旬の野菜おかず
最後に「旬の野菜のおかずを取り入れて、多めに作って晩御飯にも、お弁当にも」をご紹介します。
しっかり味で子どもたちにも大好評なのが、大根ステーキを入れたお弁当です。
《大根ステーキ》
【材料】作りやすい分量
大根 ── 1/2本分
バター ── 大さじ1
めんつゆ ── 大さじ1~2
とろけるチーズ ── お好みの量で
【作り方】
(1)大根を1.5~2㎝幅に輪切りにし、下茹でをする。茹でたら、キッチンペーパーで水分をよく拭き取る。
(2)フライパンを熱し、バターを入れて溶かし(1)を焼く。
(3)大根の両面が焼けたら、めんつゆで味付けをする。
(4)汁気がなくなったら、とろけるチーズをのせて余熱で溶かしてできあがり。
白菜は、お肉に巻き付ければ食欲そそる一品に。
《白菜しゅうまい》
【材料】4~5人分
白菜 ──── 6~7枚
長ネギ ── 1/2本
豚ひき肉 ── 500g
◎醤油 ── 大さじ2
◎片栗粉 ── 大さじ2
◎砂糖 ── 大さじ1
◎ごま油 ── 大さじ1
◎塩こしょう ── 少々
食用油(焼き用) ── 大さじ1
【作り方】
(1)鍋に水を入れて沸かし、白菜が透き通るまで茹でる。茹であがったら冷まし、水気をしぼる。
(2)長ネギはみじん切りにする。ボウルにひき肉と◎を入れて混ぜ合わせ、さらに長ネギを入れてよく混ぜる。
(3)(1)の白菜を帯状に切り、(2)の肉だねを20gずつ丸めたものに巻き付ける。ようじで留める
(4)フライパンに油を入れて熱し、(3)を並べる。蓋をして両面焼いたらできあがり。
作りおきの椎茸の煮物でベレー帽を被った風にも。
ちょっとしたアレンジで「夕ご飯もお弁当も一緒」なんて言われなくなるかもしれません。
気温が下がる寒い冬は、起きるのがつらくて、一分一秒でも長く布団の中にいたいと思っています。まだまだ寒い日が続きますが、無理せず! 共にお弁当作りを頑張りましょう。