アットホームはこのほど、「不動産のプロが選ぶ!『物件画像で見るべきポイント』ランキング」を発表した。同ランキングは2020年11月18日~25日、全国のアットホーム加盟店で、一人暮らしをする人を接客したことがあると回答した 981 店を対象に、インターネットで実施した。
同調査では、間取り図や居室、バス、トイレ、キッチンなどの各カテゴリ別に、物件画像で見るべきポイントをランキング化した。
間取り図編で 1位となったのは、「収納の大きさ」 (57.0%)だった。ウォークインクローゼットかどうか、奥行きはどのくらいかというのもポイントだが、折り戸タイプや観音開きタイプは開閉スペースを取るため、扉の形にも注意が必要だという。2 位は「居室の形(家具の配置がしやすいかどうか)」、3位は「採光面の方角(南向きなど)」だった。
居室編の1 位は「明るさ・日当たりの良さ」(64.1%)となった。西向きや北向きでも十分に明るい部屋もあるので、物件画像と合わせて確認するのがよいとのこと。2 位は「広さ」、3位は「収納の大きさ」だった。
バス編の1 位は「追い焚き機能の有無」(66.7%)、2 位は「バスタブの広さ(足を伸ばせるか)」、3位は「洗い場の広さ」だった。物件画像では、バスタブの画像がメインになる場合が多いが、浴室リモコンの画像がある場合は、追い焚きのボタンがあるかどうかチェックしてみるとよいという。
トイレ編 では、「温水洗浄便座の有無」(76.6%)が1位だった。キッチン編では、「コンロの種類(IH かガスかなど)」 (57.6%)、「コンロの口数(1 口か 2 口かなど)」(57.0%)、「コンロの有無」(50.4%)と、コンロに関する項目がTOP3を占めた。
玄関編の1 位は 「靴箱の大きさ」(76.2%)、2 位は「二重ロックできるか」(39.9%)、3 位は「広さ」(38.5%)だった。共用部編では、「自転車置き場の有無」(73.9%)がトップ。自転車を利用しなくても、置いてある自転車の種類を見ることで、入居者に男性・女性のどちらが多いか、子どもがいるかなど、物件の雰囲気が分かるという声もあった。
周辺環境編の1 位は「近隣コンビニの有無」(79.3%)で、「近隣スーパーの有無」(78.1%)が続いた。
物件画像を見る際に、最も重要なポイントについて尋ねたところ、「いつの写真か?過去の写真か直近の写真かどうか」「実際に募集している部屋の写真なのか、別タイプの部屋の写真を使用したものかどうか」「建物全体の雰囲気。きれいさや管理が行き届いているか」「築年数より、きれいに維持管理されているか」といった回答が寄せられた。