俳優の佐藤健が新たに大林組のイメージキャラクターに就任し、1日から放送される新CM「つくるを拓く」編に出演する。
大林組が新たに策定したブランドビジョン「MAKE BEYOND つくるを拓く」に込めた思いを体現するメッセンジャーとして、自身の可能性を拓き続けている佐藤が起用された。佐藤はCMで、初めて「火」に遭遇した人類の祖先の前に突如姿を現す「時空の旅人」を演じる。
舞台は数百万年前の地球のとある広大な大地。雷に打たれ燃えている木に恐る恐る火近づく原始人たち。そこに佐藤が現れ、燃えさかる木を見つめながら「人類のものづくりは、火の発見によって進化したという説がある」と話しかける。得体の知れない謎の人物を前に思わず逃げ出そうとする原始人だが、佐藤が「逃げるな!」と一喝。「取りなよ」「君が取ってくれないと歴史始まんないんだよな」と火のついた枝を差し出す。とうとう受け取って皆で火に見入る原始人たちを見て「はい、歴史始まった」と呟く佐藤だった。ものづくりの歴史の始まりを象徴的かつ壮大なスケールで描いたCMとなっている。
ブランドビジョンにちなみ、芝居や作品を“つくる”ことについて佐藤に聞くと「凝り固まった方法論や常識、先入観のようなものを極力持たずに、常に目の前にあることへの最善のアプローチを考える、ということを意識しています」と回答。続けて「仲間内で遠慮なく意見、アイデア等を言い合える関係を築くことが大切だなとも思います」と、チームづくりにも言及した。
また、今回の撮影については「今よりもずっと前の時代、実在するような、しないような不思議な役だったので、その微妙な存在感を表現するよう意識しました」と役作りを語り、初めての経験となった原始人との共演には「これまで様々な役を演じてきましたが、原始人に話すというシチュエーションでお芝居をしたのは初めてのことで、印象的でしたね」と感想を述べた。