人気YouTuberグループの東海オンエアが、ついに初の地上波テレビ冠番組『年末最後の悪ふざけ! 東海オンエア~上京フェス2020~』(日本テレビ 28~30日24:24~24:54、放送後Huluで完全版配信)に出演する。

チャンネル登録者数560万人超を誇り、日本のYouTube総再生ランキング1位と、YouTube界で天下を取った彼らは、テレビという新たな挑戦の場にどのようなスタンスで挑んだのか。そして今年を振り返り、多くの芸能人がYouTubeに参戦する中、迎え撃つ側としてどう受け止めたのか――。

  • 東海オンエア(左から ゆめまる、しばゆー、りょう、てつや、としみつ、虫眼鏡)

    東海オンエア(左から ゆめまる、しばゆー、りょう、てつや、としみつ、虫眼鏡)

■テレビの制作陣が寄り添ってくれた

これまでもテレビ番組の出演経験はあるものの、「トークがターン制だったり、普段一緒にやってない人と大人数でどう絡むかというところですごい緊張と不安がいっぱいな状況で出てるんです」(てつや)という立ち位置だったのに対し、「今回はテレビの制作陣の皆さんが僕らに寄り添ってくれて、お互いにやりやすい状況でできたんじゃないかなと思います」(同)と手応え。

「YouTuberがテレビに出ても結局緊張しちゃって、普段のパフォーマンスを発揮できないまま終わって、『なんだ面白くないじゃないか、こいつら』ってなるの何回も見てきたので、僕は絶対出たくないなと思ってたんです」という虫眼鏡も「本当に、普段の撮影のテンションでできたので、『いつもと違うなあ』というのはあんまり感じなかったですね」と“アウェー感”はなかったようだ。

企画は、制作側が提示し、それに対して東海オンエア側も意見を出しながら進めていくスタイルで決定。「あんまりガチガチに企画を固めすぎて台本通りにしっかりやるっていうより、その場で何か起きるか分からない感じで、僕ら任せにしてくれたんです。それが(やりやすい環境づくりとして)一番でかいですね」(てつや)という。

  • テレビ美術会社工場でのロケ

■大規模なロケに「新鮮」

そうした中で、いつものYouTube撮影と大きな違いを感じたのは、テレビならではの“規模感”だ。てつやは「普段できない規模がでかい企画も、たまにやってみると新鮮で楽しいですね」と振り返る。

テレビ美術会社の広大な工場でロケを行い、体を張って実験しながら新しい装置を製作するという企画が、メンバーたちは特にインパクトがあったそうで、「美術さんの技がすごかった」(虫眼鏡)、「あれは普段じゃ絶対できない」(りょう)と驚き。

そのスケールの大きさに素直にリアクションしたところ、「美術さんは普段あんまり特別感謝とかされないらしいので、今回取り上げたことがうれしかったらしく、喜んでいたと聞いております」(しばゆー)とのことだ。