東京都交通局は、都営地下鉄大江戸線清澄乗務区所属職員が新型コロナウイルス感染症に感染した影響により、2021年1月11日までをめどに、都営大江戸線の運行を通常の7割程度に減便すると発表した。

  • 都営大江戸線は1月11日まで通常の7割程度での運行となる予定(写真はイメージ)

清澄乗務区の状況としては、12月15~25日に地下鉄運転業務に従事する職員計15名の感染を報道発表している。12月23日に感染した職員のうち、1名は職場に復帰し、12月25日には濃厚接触者5名(うち乗務員4名)を自宅待機にしたという。他にもPCR受検により、3名が自宅待機となっている。

これを受けて、都営大江戸線は12月27日から1月11日までをめどに、通常の7割程度で運行する予定となった。職員の回復状況を踏まえ、体制が整い次第、順次、通常運行へ移行する。日々の運行情報はホームページや公式Twitterなどで案内する。

清澄乗務区ではこれまで、マスク着用、手指消毒、職場内の消毒清掃、アクリル板やビニールカーテンの設置などの対策を講じていた。しかし、今般の職員の複数感染を踏まえ、専門業者による一斉消毒清掃を12月23・24日に実施したほか、清澄乗務区全職員へのPCR検査(自主的スクリーニング検査)を12月25日から順次実施する。全職場においても、改めて集中取組期間を定め、感染症対策を強化していくとしている。

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