人が幸せを感じる瞬間とは、どんな時なのでしょうか。そして、幸せはどこにあるのでしょうか。ツイッターでは、元自衛隊員が投稿した”幸せ”に関するつぶやきが話題となっています。

それが、ぱやぱやくんさん(@payapayakun)が投稿したこちらのツイートです。

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陸上自衛隊の訓練で感じたのは「人は満たされないほうが本当の喜びがわかる」ということです。高層ビルの最上階で飲むシャンパンよりも、真夏の夜に40km行軍して飲むコーラのほうが圧倒的に美味いのです。日常の幸せ、食事の幸せ、暖かい布団で寝れる幸せと感謝を忘れちゃいけないよねって話です。
(@paya_paya_kunより引用)

真夏の夜に40kmのだなんて、想像しただけで気絶できるレベル……。しかも、自衛隊ともなると、重い荷物にフル装備でしょうから。ぱやぱやくんにお話を伺ったところ、ほかにも100km行軍や一週間の防御陣地構築といったきつい訓練もあったそうで、そのたびに、日常生活にある幸せが身にしみてわかったとのこと。

この投稿に、多く自衛隊員らが共感。「真冬の雪山40キロ行軍の後のシーフードヌードル 本当に美味かったなぁ、、、」「訓練中に食べるレトルトパックのカレーがどんなカレーより上手いんですよね」「夏のクソ暑い演習中に飲む、ぬるい水筒の水道水のなんと美味いことよ」「掩体の中で食べたサッポロ一番は、どんな名店のラーメンより美味かったです!」「演習後は電気便座の暖かさで泣ける…」「長い状況の演習から帰った日の駐屯地で鳴り響くラッパなんて、幸せの音色にすら聴こえますよね。普段はちょっと鬱陶しいのに。笑」など、自衛隊ならではの“幸せ”が続々と寄せられていました。

また、自衛隊に限らず、「自転車120km走破後の食パン」「部活後の炭酸」「富士山頂でのインスタントラーメン」「ブラック企業での仕事終わりに飲むお酒」「骨折完治後に普通に歩けたとき」など、昔の経験を思い出し、特別ではない普通の”幸せ”を改めて感じている人も見受けられました。

ぱやぱやくんさんに、今回の投稿が大きな反響を呼んでいることについて聞くと、「人生いろいろ大変なことも多いと思いますが、幸せを感じられないときは少し走ってみましょう。そうすると身近にある幸せに気がつくことができると思います」とのこと。

「最近、幸せを感じられない」という人のヒントになったのではないでしょうか。案外幸福は身近なところにあるのかもしれませんね。