フリースタイルはこのほど、「不動産売却の満足度」に関する調査結果を発表した。同調査は11月24日~25日、東京都内の不動産の売却経験者1,062人を対象に、インターネットで実施した。
不動産を売却しようと思った理由を尋ねたところ、「良い住まいに住み替えたかったため」(35.0%)が最も多く、「資産管理をしたため」(18.8%)。「まとまったお金が必要だったため」(13.3%)、「転勤が決まったため」(12.6%)と続いた。
不動産売却の満足度について聞くと、8割以上が「非常に満足」「満足」、約2割が「非常に不満」「不満」と答えた。
満足している理由について尋ねると、「購入した金額とほとんど変わらない金額で売却できたため」「売却したお金を元手に、もっと広い新居を購入したので」「良い買い手に恵まれ、手続きもスムーズだったから」「委託した不動産会社のスタッフが隣地の所有者と交渉して、単独での売却より資産価値を高めて売ってくれたため」というコメントが寄せられた。
一方、不動産売却を不満に思う理由は、「売却価格に納得がいかない」「後でより高く売れた可能性を知ったから」「思っていた以上に手間がかかったこと、希望していた価格よりも安くなってしまったこと」「期待する査定額を得られず、さらには実質の受け取りが査定の半分以下になってしまったため」といったものだった。
不動産売却をする際、何社に査定を依頼したか尋ねると、「1社」(35.0%)が最も多かった。次いで「2社」(34.7%)、「3社」(23.6%)、「5社以上」(4.6%)、「4社」(2.1%)となっている。
不動産の売却先は、「大手の不動産会社」(39.0%)が最も多く、次いで「中小の不動産会社」(38.3%)、「地元の不動産会社」(21.4%)という順になった。
大手の不動産会社を選んだ理由は、「大手だから安心できる」「大手で実績豊富だったから」、中小の不動産会社を選んだ理由は「不動産一括査定サービスを利用したため」「最高値を提示してくれたから」、地元の不動産会社を選んだ理由は、「地元で長い業者だったから」「地元のことを理解できている方が良いと思ったから」という回答が目立った。
不動産会社を選ぶ際に重視すべきポイントは何だと思うか尋ねたところ、最も多い回答は「不動産売却の実績」(54.6%)だった。次いで「担当スタッフの人柄」(51.6%)、「売却までの期間」(49.6%)、「査定額」(43.1%)となっている。
不動産を売却する際は誰に相談するのが良いと思うか聞くと、「不動産会社のスタッフ」(54.1%)が最も多かった。以下、「不動産鑑定士」(34.5%)、「税理士」(18.7%)、「司法書士」(16.5%)、「土地家屋鑑定士」(16.5%)と続いた。