俳優の長谷川博己が主演を務めるNHK大河ドラマ『麒麟がくる』(毎週日曜20:00~)。27日放送の第38回「丹波攻略命令」で、誠仁親王役の加藤清史郎が初登場する。

誠仁親王役の加藤清史郎

2009年の『天地人』以来、11年ぶりの大河ドラマ出演となる加藤が演じる誠仁親王は、正親町帝の子にして、帝の後継者。正親町帝と距離ができた信長が接近する皇太子だ。

加藤は「今回『麒麟がくる』の出演が決まった時は、本当に嬉しかったです! 撮影では、以前お世話になったスタッフの方々もいらっしゃったので、とても懐かしい気持ちになりました」とコメント。

「これまで『天地人』や『風林火山』にも出演させていただきましたが、今回は天皇の嫡男の役ですし、そのほかのキャラクターに比べて情報が少ないので、どのように役作りをしていくのか、いろいろ考えました。誠仁親王は『信長のことが大好き』『蹴鞠が大好き』ということ、さらに誠仁の聡明さも出していかなければいけないと考えて演じました。蹴鞠も練習しました。サッカーはやっていましたが、蹴鞠はいろいろルールが細かく決まっていますので、またサッカーとは全然違う、新鮮な気持ちで臨みました。楽しみながら出来たので嬉しかったです」と役作りを明かした。

そして、「これからの『麒麟がくる』は、誰もが知っている歴史へと進んでいきます。なんとなく歴史を知っている方も、歴史の裏側ではこういうことが起きているんだということもわかると思いますし、光秀の生きざまをすごく感じることができると思います。素敵な作品ですので、僕と同世代の方にも是非ご覧いただきたいと思います。誠仁親王は、『信長好きの蹴鞠王子』です。信長と蹴鞠への愛にあふれている誠仁を、どうぞお楽しみに」と視聴者にメッセージを送った。

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