2020年11月17日から始まった「PayPayクーポン」。事前にクーポンを取得しておけば、PayPayで支払うとき自動的にクーポンが適用されるというサービスです。どれほどスマートに利用できるのか試してみました。
レジでスマートに使える電子クーポン
日々、お得な買い物を追求している筆者は、クーポンも目ざとくゲットして活用しています。ただ最近、個人的にちょっと利用しにくくなってきたクーポンが出てきました。それが紙のクーポンです。よく使うのは、コーヒーショップで50円引きになるクーポンで、コーヒー1杯でも利用できるところが魅力。ただ1枚1枚が小さく、切り取らずに店員さんに手渡すと、ハサミで該当部分を切り取ってくれるのです。
この切り取りを待っている時間が苦痛で、利用するのをためらうようになりました。先に自分で切り取っておけばよいのですが、財布の中に細かいクーポンが散乱しているのが気になり、そして自分がお得になるために、並んでいる人を待たせてしまっているという小さな罪悪感も。
最近では、スマホ画面にQRコードやバーコードを表示させるタイプのクーポンも増えました。いざ使うときは、事前にクーポンページを表示させておくのはもちろん、その後、どのサービスで支払うのかもしっかりシミュレーションしてから臨みます。
お得なら少々、恥ずかしくても行動できる筆者でさえ、なかなかに気を遣うクーポン。そんなちょっぴりハードルの高いクーポンを使いやすくしてくれたのが「PayPayクーポン」です。
自動でクーポンを反映、「後から」お得に
クーポンを自動的に反映して、お得に決済できる「PayPayクーポン」。使い方はいたって簡単で、使いたいお店のクーポンを事前に取得し、後は有効期限内に対象店舗に行って、普通に「PayPay」で支払うだけです。●円引き、など安くなるわけではありませんが、その支払い金額に応じて、クーポン利用による特典が反映されます。
筆者は以前、ランチに行く前に「PayPayクーポン」でデニーズのクーポンを取得しました。デニーズを「フォローしてクーポンを獲得する」と、1,000円(税込)以上の会計時に最大100円相当のPayPayボーナスがもらえる、というものです(現在デニーズのクーポンは終了)。
筆者はデニーズで「お箸で食べる牛みすじステーキ」1,318円(税込)を味わい、レジで普通に「PayPay」で支払い。すると決済画面に、クーポンが適用されたことが表示されていました。
詳細を確認したところ、クーポン利用の100円分と「PayPay」の支払いでもらえる特典がついて、113円分が獲得できていました。周囲に気付かれることなく、レジでモタモタすることもなく、一度の操作でスマートにクーポンを利用。これはクセになりそうな手軽さです。
年の瀬のいまは、大掃除に向けて収納アイテムを購入すべく、イケアのクーポンをゲット。自分が行きたいお店のクーポンを獲得しておくことで、行きたい気持ちを高められるところも面白いポイントだと感じました。
「PayPayクーポン」は大手チェーン店からサービスを開始しましたが、PayPay加盟店も有料のオプションサービスに加入すれば、ユーザーに独自のクーポンを配信できるようになりました。チェックしてみると近所のお店で利用できるクーポンが見つかるかもしれません。
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