難しい専門用語やカタカナ用語を使いたがる人っていますよね。もしかしたらこんな“意図”があるのかも? ツイッターでは、Katsuhiko Itoさん(@katsu909)の投稿が話題となっています。
ある有名な先生が「水の深さを知られたくなければ、水を濁らせるのが一番簡単。思想の浅さを知られたくなければ、難解な表現を多用すれば良い」と言っていたらしい。同じことは常々感じているが、例えが秀逸だと感じた。(@katsu909より引用)
Katsuhiko Itoさんは、哲学の一分野にあたる法哲学という分野を研究しているそうで、分野の特性上、どうしても専門用語で説明する誘惑に駆られてしまうところがあるのだとか。ただ、必要性のない場面で難解な表現を使うことには、常日頃、疑問に思っていたそうです。
この投稿に、「なるほど!」「これめっちゃわかる」「誠にうまい例えです!」「名言ww」といった反応とともに、「職場でもあるあるです」といった声が……。知識の無さを隠すためか、デキる風を演出するためなのか。いずれにしても専門用語の多用には、たしかに自身の“浅さ”を隠す効果があるようです。
では、真に思想が深い人とはどういう人のことを言うのか。これについて、ツイッターでは「本当に頭が良い人は難しい事柄を他人に分かりやすく説明出来る人」「その分野の最先端の、一番わかっている人の解説は、本質を平たい言葉で漏れなく解説していて、とってもわかりやすい」「子供でもわかるように伝えられる人が本当の知識人」といった見解が多数見受けられました。
最後に、今回のツイートが大きな反響を生んでいることについて聞くと、「もともとは、自分の専門の研究に関わることが発想源でしたが、おそらくはそれに限らず、ビジネスから日常生活まで共通する問題を言い当てているからこそ、話題を集めているのかと思いました。自分自身も自戒を込めて、できるだけ濁らない理解や説明を目指そうと思っています」と話していました。
「思い当たる節がががが……。反省ですね」「こうならないように気をつけたい」といった自戒のツイートも目立った今回の旬ネタ。本当にその言葉を理解できているのか?それとも雰囲気で使っているだけなのか?使う前にぜひ思い出したいツイートですね。
ある有名な先生が「水の深さを知られたくなければ、水を濁らせるのが一番簡単。思想の浅さを知られたくなければ、難解な表現を多用すれば良い」と言っていたらしい。同じことは常々感じているが、例えが秀逸だと感じた。
— Katsuhiko Ito@クラウドファンディング挑戦中 (@katsu909) December 20, 2020