アデコは12月23日、「週3日以上在宅勤務で働く子育て中のビジネスパーソンを対象にした調査」を発表した。調査は11月26~30日、東京都・愛知県・大阪府在住で、従業員300人以上の企業に勤務し、週3日以上在宅勤務をしており、かつ子どもと同居している 20~49歳の男女400人対象にインターネットで行われた。
調査結果は以下の通り。まず、「現在の通勤手当と在宅勤務手当の支給状況について教えてください」と聞いたところ、「通勤手当と在宅勤務手当どちらも支給されている」(18.8%)、「在宅勤務手当のみ支給されている」(13.8%)、「通勤手当のみ支給されている」(54.0%)、「通勤手当と在宅勤務手当どちらも支給されていない」(13.5%)だった。
また、「在宅勤務をするうえで、設備や機器に関してどのような課題がありますか」と聞くと、「光熱費が余計にかかる」(59.5%)、「机やイスなどの家具が仕事に向いていない」(49.5%)、「プリンターなどの設備が不足している、もしくはない」(45.5%)、「仕事用のスペースがない、もしくはあっても快適でない」(36.8%)、「インターネットやWi-Fiなどの通信回線の品質がオフィスより低い」(31.8%)、 「PCやPCの周辺機器の品質がオフィスより低い」(22.3%)、「社外からの電話への対応が難しい」(14.5%)、「課題はない」(8.5%)、「その他」(1.8%)となっている。
そして、「在宅勤務をするうえで、仕事に関してどのような課題がありますか」と尋ねると、「オンとオフの切り替えがしづらい」(41.0%)、「雑談ができない」(40.0%)、「業務上の円滑なコミュニケーションが難しい」(38.8%)、「紙の資料が使いづらい・使えない」(35.8%)、「仕事に集中しづらい」(26.5%)、「勤務時間が長くなりがち」(22.8%)、「オフィスにいることで得られる学びが減った」(19.8%)、「孤独感・孤立感を感じる」(19.0%)、「課題はない」(12.3%)、「稟議などの承認を得られるまでに時間がかかる」(10.5%)、「その他」(1.0%)という結果に。
さらに、「在宅勤務中に、業務外のこと(私用)をすることはありますか」と聞くと、「ある」(81.0%)、「ない」(19.0%)となった。
続けて、「具体的には何をしていますか」と聞くと、「家事」(77.8%)、「子どもの世話」(56.2%)、「家族とのコミュニケーション」(31.2%)、「ネットサーフィン」(23.8%)、「テレビやラジオの視聴」(21.3%)、「運動」(14.8%)、「睡眠」(11.1%)、「ゲーム」(4.3%)、「その他」(1.5%)となっている。