アイ・オー・データ機器は12月23日、量子ドット技術を採用した4K対応の55型液晶ディスプレイ「LCD-M4K551EQB」を発表した。受注生産モデルで、価格はオープンプライス。想定売価(税別)は14万8,000円前後。

  • LCD-M4K551EQB

    LCD-M4K551EQB

4K/3,840×2,160ドットの広視野角ADSパネル(ハーフグレア)を採用した55型ディスプレイで、可視領域は54.6型。量子ドット(Quantum dot)技術を採用して色再現性を高め、Adobe RGBカバー率99%の広色域に対応。写真などのデータを正しい色で編集するといった使い方ができる。視野角は上下左右178度。

  • alt

高輝度500cd/平方メートルを実現し、明るい室内でも見やすく、サイネージ利用にも最適とする。サイネージ用途に適した機能として、曜日ごとにディスプレイの電源をオン/オフする時刻を設定できるタイマー機能や、同社の「miniPC」と組み合わせた電源連動機能を備えている。

低解像度の映像をぼやけを改善して表示する「超解像技術」、映像にメリハリをつけて表現する「エンハンストコントラスト」、コンテンツに応じた画質設定をプリセットした「画面モード」、映像を自動判別して最適な明るさにする「CREX」機能などを備えている。ピクチャー・イン・ピクチャー(PinP)、ピクチャー・バイ・ピクチャー(PbP)の2画面表示も行える。

  • alt

    側面

パネルのコントラストは1,200:1で、CREXレベル2設定時は5,600:1。応答速度は最小で4ms GTG(オーバードライブレベル2設定時)で、通常は8ms GTG。

HDMI入力は3系統で、うちHDMI 1は4K/60p入力とHDCP 2.2をサポート。DisplayPortも1基備え、4K/60p入力に対応する。HDR10信号をサポートし、Ultra HD Blu-ray(UHD BD)プレーヤーなどの対応機器をHDMI1に接続してHDRコンテンツを表示できる。そのほか、アナログRGB(D-Sub 15ピン)と光デジタル音声出力(角型)、ヘッドホン出力を搭載。出力10W×2chのステレオスピーカーも内蔵する。

消費電力は最大206W(通常時94.8W、待機時0.4W)。年間消費電力量は292.6kWh。VESAマウントは400×200mmに対応する。スタンドを含む本体サイズ/重さは約1,242×234×797mm(幅×奥行き×高さ)/約17.9kg。長さ2mのHDMIケーブルと、1.8mのDisplayPortケーブル、3mの電源ケーブル、リモコンなどが付属する。

  • alt

    背面