GVは12月22日、「クレジットカードの利用調査」の結果を発表した。調査は12月11日~16日、全国20代~60代のクレジットカード利用者188名を対象にインターネットで行われた。
2020年の1年間のクレジットカード利用額は、平均で61万4,550円となり、最高額は500万円、中央値は40万円だった。利用額が最も多かった月は8月で、夏休み期間の臨時出費や冷房にかかる光熱費が要因に。反対に、最も少なかった月は2月。イベントも少なく、年末年始後の出費の節約などが理由にあがった。
使い道については、「食費」(18.2%)が最も多く、昨年から2.0ポイント上昇。ほかにも、「日用品費」(昨年比+2.5pt)、「医療費」(同+1.7pt)、「住宅費」(同+0.6pt)、「公共料金」(同+1.3pt)が増加傾向となった一方、「外食費」(同-1.3pt)、「交通費」(同-0.6pt)、「交際費」(同-1.4pt)、「娯楽費」(同-4.8pt)では減少傾向に。外出自粛などによりおうち時間が増え、"新しい生活様式"に変わりつつある今年を象徴する結果となった。
また、2021年の利用額が2020年と比べてどう変化するかを予想してもらったところ、25.5%が「増える」と回答。そう予想する理由として、「来年も会計時の非接触を意識するためクレジットカードを積極的に使う」といった声が。一方、「減る」と回答した人は26.1%。その理由は「移動を少なくするため交通費がさらに減ると思う」、「収入が減るため節約をする」などだった。
さらに、2020年の間にクレジットカードを新規発行または解約退会した人の割合を調べたところ、「新規発行した」が36名、「解約退会した」が21名と、約3割の人がクレジットカードの見直しを行ったことが明らかに。また、「2020年を振り返ってキャッシュレス決済への関心が高まった」という人は69.7%と7割近くを占めた。