Bfullはこのほど、「勤務中のマスク着用に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は11月9日~10日、週1日以上通勤日があるフルタイムで働く全国の20歳~69歳男女400名を対象に、インターネットで実施した。
出勤時、勤務時間の何%くらいマスクを着用しているか尋ねたところ、84.6%が「100%」「90%」「80%」と回答した。男女別に見ると、「100%」~「80%」の合計は、男性が79.5%、女性が89.5%で、やや女性の方が多かった。世代別に見ても、「100%」~「80%」の合計が最も少ない50代で76.3%、最も多い20代で92.5%となっている。
マスクを着用する理由は、「自身が感染しないため」(72.3%)、「人に感染させないため」(71.0%)が多くを占めた。「勤め先にルールガイドラインがあるため」(57.0%)や「人の目が気になるため」(27.3%)を大きく上回っている。
勤務中にマスクを外したいと感じる時があるか聞くと、82.8%が「頻繁にある」「たまにある」と答えた。男女別にみると、男性は83.0%、女性は82.5%、世代別に見ると、「頻繁にある」と「たまにある」の合計は、最も少ない60代でも76.3%だった。
マスク着用で勤務している際に感じることを尋ねると、81.3%が息苦しさを「感じる」「やや感じる」と答えている。次いで、「話しづらい」(80.3%)、「マスクが邪魔」(79.1%)、「マスクをした相手の声が聞き取りづらい」(78.5%)、「自分の声がこもっている」(76.3%)となった。男女・世代問わず上位になったのは呼吸と会話に関する不快感だった。
息苦しさ、話しづらさ、マスクが邪魔であること、声の聞き取りづらさや自分の声がこもっていることに、それぞれどんな時に感じるか聞くと、「息苦しい」「マスクが邪魔」では「個人作業・執務」、「話しづらい」「マスクをした相手の声が聞き取りづらい」では「社内の会議・面談」、「自分の声がこもっている」では「社外の人との打合せ・接客・面接」が最も多かった。
マスクの不快感を解消したいか尋ねたところ、87.8%が「そう思う」「ややそう思う」と答えた。しかし、マスクの不快感を解消するために何か実施している人は18.0%で、82.0%は対策をしていないことがわかった。