アニコム ホールディングスはこのほど、ペットの疾患統計などをまとめた『アニコム 家庭どうぶつ白書2020』を発行。誕生月別の病気のなりやすさや、犬種別のなりやすい病気についてなど、調査結果の一部を公開した。
『家庭どうぶつ白書』とは、同社が2010年から毎年公開しているペット統計データ集。アニコム損害保のペット保険の保険金請求データや、独自のアンケート調査の結果をまとめたもので、Webサイトから無料で閲覧・ダウンロード可能となっている。
今回発行された本書の中では、ペットの誕生月によって「病気のなりやすさ」や「かかりやすい病気」が違うのかについて調査。
「4月&9月生まれの犬」は、他の月生まれの犬と比べて病気になりにくく(保険金請求が少ない)、「2月&3月生まれの犬」が、病気になりやすい(保険金請求が多い)という結果になったとのこと。
さらに、なりやすい病気に関して犬種間で違いがあるのかも調査。
人気の18犬種(※)について、「他の犬種よりもなりやすい病気」とその病気における年間平均診療費を調査したところ、トイ・プードルは「前足の骨折」、チワワは「弁膜症」(心臓病の一種)、ミニチュア・ダックスフンドは「椎間板ヘルニア」など、他の犬種と比べてなりやすい病気に違いが出たという。
※対象の18犬種:トイ・プードル/チワワ/ミニチュア・ダックスフンド/混血犬(体重10kg未満)/柴/ポメラニアン/ヨークシャー・テリア/ミニチュア・シュナウザー/シー・ズー/フレンチ・ブルドッグ/パピヨン/マルチーズ/ウェルシュ・コーギー・ペンブローク/ゴールデン・レトリーバー/ジャック・ラッセル・テリア/キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル/ラブラドール・レトリーバー/パグ