Squareは12月21日、「実店舗における消費者のキャッシュレス決済利用動向調査」の結果を発表した。調査は11月21日~23日、18歳~69歳の男女2万名を対象にインターネットで行われた。
コロナ禍である直近3カ月で利用している支払い方法を複数回答で聞いたところ、「現金」(86.2%)、「クレジットカード」(65.6%)、「QRコード式のスマホ決済」(32.9%)が上位に。現在お財布に入れている現金の金額は、「5,000円未満」(23.3%)が最も多く、次いで「10,000円~15,000円未満」(20.0%)、「5,000円~10,000円未満」(19.5%)と続いた。
また、20歳~69歳の男女1万9,396名に対し、体感としてキャッシュレス化が「進んでいると思うか」と質問したところ、61.3%が「思う(とても+やや)」と回答し、その割合は、2020年1月調査時から12.4ポイントも増加。さらに、「今よりもっと日本国内のキャッシュレス化が進んで欲しいと思う(とても+やや)」という人は60.3%と、こちらも、2020年1月調査時から5.4ポイント増加した。
次に、キャッシュレス決済を現在利用している1,500名を対象に、現金のみ対応の店舗で来店をやめたことがあるか聞いたところ、31.5%が「ある」と回答。また、キャッシュレス決済の導入状況でお店選びをしたことが「ある」という人は37.7%となり、いずれも、30代男性(ともに46.5%)が最も高い割合を示す結果に。
さらに、キャッシュレス決済利用者の半数以上が、キャッシュレス決済に対応していない店舗を「(やや)古い」(50.7%)と感じており、そういった店舗に「(どちらかというと)悪印象」(57.7%)を抱いていることがわかった。
続いて、今後普及して欲しいキャッシュレス決済を複数回答で聞いたところ、最も普及して欲しいキャッシュレス決済は、断トツで「ICチップ、タッチ決済対応マーク両方があるタイプ」(40.7%)という結果に。
また、実店舗で利用したいキャッシュレス決済は、「クレジットカード」(52.7%)、「QRコード式のスマホ決済」(19.1%)、「カード型の交通系以外の電子マネー」(10.6%)が上位となり、いずれの年代でも「クレジットカード」が最多となった。
最後に、キャッシュレス決済に求めることを複数回答で聞いたところ、「ポイントが貯まりやすいこと」(48.3%)が最も多く、次いで「安心して利用できること」(38.7%)、「利用できる場所が多いこと」(36.3%)と続いた。