ハーマンミラージャパンは、プロゲーミングチーム「DETONATOR」と「JUPITER」の2チームとスポンサー契約し、ゲームキャスター岸大河氏をゲーミングアンバサダーとして契約することを発表しました。それに伴い、12月16日にハーマンミラーストア丸の内にて、ゲーミングアンバサダー就任記念イベントを開催しました。
ハーマンミラーは、アーロンチェアなど先進的なデザインと機能を有したワーキングチェアブランドとして周知されていますが、Herman Miller × Logicool G エンボディゲーミングチェア、アーロンゲーミングエディション、セイルゲーミングエディションなど、ワーキングチェアのノウハウを生かしてゲーミングチェア市場にも参入しています。
なかでも、Herman Miller×Logicool G エンボディゲーミングチェアは、ゲーミングデバイスを多く手がけるロジクールとハーマンミラーのワーキングチェアの両方のノウハウを融合した新たなゲーミングデバイスとして注目されています。長時間ゲームプレイしていても疲労が蓄積にくく、熱の発散もするなど、かなりの高機能を備えています。
イベントに登壇したハーマンミラージャパン 代表取締役社長 松崎勉氏は「ハーマンミラーは115年の歴史があり、革新的な商品を届けてきました。ですが、ゲーミング市場においては新参者です」と話します。
今回、ハーマンミラーがスポンサーをするDATONATORとJUPITERは、どちらもeスポーツのトップチームであり、日本国内のみならずグローバルに活動するチーム。また、eスポーツキャスターの岸大河氏は、eスポーツ黎明期よりeスポーツイベントに携わり、eスポーツ専門キャスターとして、多方面に活躍しています。
ハーマンミラーのチェアは高い性能を持ち、多くのファンがいるものの、ゲームの世界ではまだまだ知られていません。そのため、DATONATORやJUPITER、岸大河氏の力を持って認知拡大を狙います。
ゲーミングアンバサダー就任記念イベントでは、松崎氏と、DATONATORを率いるGamingD 代表取締役の江尻勝氏、JUPITERを率いるGANYMEDE 代表取締役の西原大輔氏、eスポーツキャスター岸大河氏と、契約書の調印式が行われました。
調印式後には江尻氏が「これだけ歴史のある企業と協業できるのはうれしく思っています。私たちの活動でハーマンミラーの商品を世に伝えていきたい」と話し、西原氏が「若いころ購入したアーロンチェアは20年、私の身体を支えています。私の人生のパートナーのように想っています」と続けます。さらにアンバサダーの岸大河氏は「長期間使うことで初めて、身体が疲れていないことがわかります。なので、2~3年使った今だからこそ、製品のよさを伝えられると思います」と答えました。
さらに第2部では、DATONATORに所属するストリーマーのSPYGEA氏と、JUPITERに所属する『VALORANT』プレイヤーLaz選手をゲストに迎えたトークセッションが行われました。
ストリーマーも選手も長時間椅子に座ってゲームをプレイすることが多いなか、エンボディゲーミングチェアを使用したことで、正しい姿勢で座ることができ、身体への負担も少なくなったと言います。
「ゲーマーは人生の多くをゲームプレイに費やすので、デバイスは良いものを使うべきだと思います。よく人生の3分の1は睡眠に使っているので、寝具は良いものを使うべきと言われますが、それと同じですね」(SPYGEA氏)
「普通の椅子だと、浅めに座って背筋を伸ばすんですが、ハーマンミラーの椅子だと深めに座っても背筋が伸びるので、座った瞬間に違うなって感じました」(Laz選手)
トークセッションのあとは、新たにオープンした「ハーマンミラーストア青山」からキャンペーンの発表も行われました。ハーマンミラーストア青山でエンボディゲーミングチェアを購入すると、ゲーミングマウス「Logicool G502」が、20万円以上の製品を購入するとゲーミングヘッドセット「Logicool Zone Wireless」が、それぞれ先着100名にプレゼントされます。
最後の質疑応答では、今後のゲーム、eスポーツの関わりについての質問が出ており、それに対して松崎氏が回答しています。
「今回は第一歩だと思っています。今後もeスポーツに関わっていきたいですね。例えば、大きな大会で選手に我々の椅子を使っていただくとか、今回のキャンペーンのようなことをさらに広げていくといったことを考えています。時期的に難しいところがありますが、実際に皆さんとお会いして色々な話を聞いてみたい気持ちもあります。2021年以降になると思いますが、そういった接点を作っていきたいと思っております」(松崎氏)
今回のアンバサダー就任に先駆けて発売したエンボディゲーミングチェアは、約21万円とゲーミングチェアとしては高級品ですが、12年の保証期間があり、長く使えることを考えると、決して高くない買い物かもしれません。
特に長時間身体を預けるものとして考えるのであればなおさら。コロナ禍の巣ごもりでゲームや動画など、椅子を使ってプレイ、視聴する機会が増えた人は、一度検討してみてもいいのではないでしょうか。