鳥取県はこのほど、メディア向けの発表会「豊漁感謝祭~蟹取県のカニ食べてみんな蟹バレ!~」を開催。お笑いコンビのガンバレルーヤを招いて、カニの水揚げ量日本一をPRした。

鳥取県はカニの水揚げ量日本一

  • 蟹取県のPR大使"蟹バレルーヤ"として"蟹取県"をPRしたガンバレルーヤ

鳥取県東京本部長の谷永正彦氏が「鳥取県にはたくさんの特産品があります。最近では、『二十世紀梨』のほか『新甘泉(しんかんせん)』という鳥取県が生み出した新しい梨。そして、『らっきょう』『鳥取すいか』などは言わずもがなです。また、『星空舞(ほしぞらまい)』というお米は流通しはじめて2年になります」と、カニ以外にもたくさんの特産品があることをアピール。

  • 鳥取県東京本部長の谷永正彦氏

その上で「カニの水揚げ量は鳥取県が1位で、2位の2倍ほど。カニの消費量も鳥取市が日本一です。『ウェブカニキャンペーン』もやっておりますのでご活用いただければ」と、コロナ禍で現地には行けなくても、日本一のカニをぜひお取り寄せで楽しんでほしいとコメントした。

ガンバレルーヤがPR大使"蟹バレルーヤ"に

  • サンタクロース姿で登場した"蟹バレルーヤ"

ガンバレルーヤは蟹取県のPR大使"蟹バレルーヤ"として、クリスマスも近いことからサンタ姿で登場。ガンバレルーヤ・まひるさんが鳥取県出身で「ふるさとのおいしい蟹をPRできるということで、とてもうれしく思っています」と笑顔で喜びを話すと、相方のよしこさんが「(いつもと違って)しっかりしたことを言うなぁ」と感心。普段はよしこさんが引っ張っているが、この日ばかりはまひるさんがリードしようと気合十分な様子だった。

会場には、さまざまなカニが飾られた"カニスマスツリー"が用意された。このツリーは、鳥取県の特産である『因州和紙』を使ったカニのオーナメントなど、さまざまなカニグッズが飾られているもの。アンベールの際には「かわいい~」とはしゃいでいたガンバレルーヤの2人だが、よしこさんがツリー近づいてみると「結構ガチの甲羅もあるのね……」と、リアルなカニモチーフも発見して驚いていた。

  • さまざまな蟹が飾られた"カニスマスツリー"

イベントではなんと生着替えをする場面もあった。「男子、ドキドキしてるんじゃない~?」とおどけつつ黒幕の後ろに回ったが、時折、顔や頭が黒幕から出てしまうことも。ハプニングがありつつも着替えを終えて、チアガールの衣装に変身した。ところが会場の反応はイマイチで、よしこさんは「もっと沸くと思ってました…広瀬アリス、広瀬すずじゃないと沸かない」とポツリ。まひるさんも「(報道陣の)目が全部、ビー玉」と肩を落とした。

  • チアガール姿に生着替えした"蟹バレルーヤ"

カニが当たるキャンペーンも

鳥取県では、カニの漁期に県名を"蟹取県"に改名し、「蟹取県ウェルカニキャンペーン」を実施しており、今回で7年目を迎える。今回、そのPR大使を引き受けた2人は、鳥取のカニの魅力を知り、さまざまなカニ料理へ挑戦していく「蟹バレルーヤ チャレンジ22」をYouTube動画としてキャンペーンサイトにて順次配信する。さらに、その動画をシェアすることで「とっとり松葉がに」が総計22名に当たるキャンペーンも実施されるという。

また今回の「蟹取県ウェルカニキャンペーン」では、先述の「蟹バレルーヤ チャレンジ22」のほか、さまざまな施策を展開。それぞれでカニなどが当たる抽選が行われる。

  • 鳥取県自慢の「松葉がに」

オンラインショッピング「ウェブカニキャンペーン」では、購入者の中から抽選で22名に、「泊まってチャレンジ」では、県内対象施設に宿泊しWEBまたは専用はがきで申し込んだ人の中から毎月抽選で100名総計700名に、「ウェルカニフォトチャレンジ」では期間中に県内で飲食したカニ料理などをSNSにアップした人の中から抽選でカニやプレゼントが当たるという。キャンペーンは一部を除き2021年2月28日まで。応募に関する詳細はキャンペーンサイトにて確認を。

クッキングチャレンジの撮影は、動画22本を1日で収録したと言い、よしこさんは「1日に22本撮りって聞いたこと無いので、すごいビックリした(笑)」と驚きつつも「22本全部、カニを食べさせてもらえたので、本当に幸せでした」と堪能した様子。まひるさんも「一生分のカニを食べたんじゃないかって言うくらい、食べさせてもらいました」と満足そうだった。

  • YouTube動画「蟹バレルーヤ チャレンジ22」でガンバレルーヤがチャレンジした「蟹の天ぷら」「蟹なめろう」「蟹ペペロンチーノ」「蟹手まり寿司」

2人がチャレンジしたメニューは、日本調理師会の前副会長などを務め、2006年には黄綬褒章も授与されている知久間惣一氏の監修によるレシピで、「蟹の天ぷら」「蟹なめろう」「蟹ペペロンチーノ」「蟹手まり寿司」などが配信される。

まひるさんは「(知久間さんは)ガラが悪いですよね……でも人は見かけによらないっていうのはこの人のための言葉って思うくらい、料理は繊細でおいしかった」とその味を絶賛。会場で天ぷらをほおばったよしこさんは「めちゃくちゃおいしい! "お味よしこ"です!」と太鼓判を押した。どのメニューも3分ほどで作ったものだそうで、めちゃくちゃ簡単で味も最高! とアピールした。

  • 「"お味よしこ"です!」

平井伸治鳥取県知事「カニバレ~! ウェルカニ~!」

また、ビデオメッセージには平井伸治知事が登場。「ぜひ鳥取の日本一のカニを食べて、頑張ってください! カニバレ~! ウェルカニ~!」とダジャレで締めると、まひるさんは「おもしろいですよねぇ。鳥取が誇る知事です」と絶賛。よしこさんは苦笑いしていた。

  • チアガール姿で鏡開きならぬ"蟹開き"

そして最後に、無病息災とカニの豊漁を願って、鏡開きならぬ"蟹開き"が行われた。酒樽は鳥取県米子市「がいな祭」のアマビエとカニがデザインされたもの。2人が樽を割って、中から出てきた「松葉ガニ」と鳥取生まれの米の新品種「星空舞」をそれぞれ手にした。

  • 「松葉ガニ」と鳥取生まれの米の新品種「星空舞」を手にする"蟹バレルーヤ"

まひるさんが「鳥取県は蟹取県でもあるんですけど"星取県"でもあるんですよ」とコメントすると、県関係者から拍手が起こる場面も。「お米もおいしいので、ぜひカニと一緒に召し上がってください」と締めくくった。