フジテレビのドキュメンタリー番組『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME』では、きょう18日(25:15~ ※関東ローカル)の放送から、Snow Manを特集する。
昨年3月、番組ではジャニーズJr.としての彼らを特集し、大きな話題となった。Snow Manはアクロバットを取り入れた迫力のあるパフォーマンスに定評があり、また、高い結束力と際立った個性が人気を集めている。デビューシングル「D.D.」はいきなりのミリオン超え、さらにセカンドシングル「KISSIN’ MY LIPS」もミリオンを達成。バラエティの冠番組もスタートし、快進撃を続けている。
リーダーの岩本照は「ここからは無限大。誰もが無理とかちょっと厳しいんじゃないかということにも挑戦していきたい」と、今後の活動への意欲を語る。
しかし、新型コロナウイルスの影響が、彼らの活動に大きく立ちはだかった。3月に開催予定だった待望のデビューコンサート全14公演が中止に。バンコク・シンガポール・ジャカルタ・台北を回るアジアツアーも中止が決定した。宮舘涼太は「今まで色んな経験を経て、いろんなつらいことも乗り越えてきたSnow Manだからこそ、もう一枚分厚い壁がやってきた。そこをぶち壊せないようじゃ、今後も負けてしまう気がする」と、厳しい状況の中でも前向きな気持ちを語った。
夏には、Snow Man主演の舞台『滝沢歌舞伎ZERO 2020』の公演が予定されていた。それは昨年、デビュー前のSnow Manが主演に抜てきされて大きな話題を呼んだ舞台。メンバーの高い身体能力を存分に生かしたダンスやアクロバットのみならず、大量の桜吹雪が舞う美しい演出や、腹筋で上半身を支えながら太鼓を打つ“腹筋太鼓”など、究極の和を表現したエンタテインメントだ。
しかし、コロナ禍により公演は中止に。そこで多くのファンに広く楽しんでもらうため、舞台と映像を融合した新たなエンタテインメント映画『滝沢歌舞伎ZERO 2020 The Movie』が制作されることになった。
稽古が始まったのは7月。長い自粛期間を経たメンバーの体は、激しい稽古に悲鳴をあげる。渡辺翔太は「1年前とかよくこんなに動けていたなと、俯瞰(ふかん)で見られるくらい別人の体になっている。それくらい焦りを感じた」と不安を語る。
舞台を映像化するにあたり、メンバーの表情や動きを臨場感あふれるものに仕上げるため、さまざまな演出が練られた。9人全員で殺陣を繰り広げる「九剣士」では、メンバー随一のアクロバット能力を誇る佐久間大介が、大きく跳躍するシーンが用意されていた。足元の装置を踏み込むことで体が数メートル上に押し上げられる。タイミングが合わないと大けがにつながる。佐久間は「最初は何をやるにもアクロバットは怖い。やっていくうちに恐怖心がなくなる。恐怖心に勝つのが一番大事なこと」と話し、何度も練習を重ねる。はたして高く美しい跳躍は実現するのか。
鮮烈なデビューを果たし、華々しい活躍が期待されていた9人を襲ったデビュー公演の中止という逆境。その壁に彼らはどう立ち向かうのか。出口の見えないコロナ禍で、新しいエンタテインメントを届けるため過酷な挑戦を続けるSnow Manの姿に迫る。
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