米GoProは12月17日 (現地時間)、カメラ用リモコン「The Remote」を発表した。対応するモデルは、HERO9 BlackとHERO8 Black、MAX。価格は79.99ドル。
The RemoteはBluetooth LEを採用しており、「Smart Remote」よりもリモコンとカメラのバッテリー消費を抑えられ、ペアリング性能も向上した。ディスプレイが大きくより高い解像度になって、カメラのステータスを確認しやすい。大きなボタンで押しやすく、カメラのオン/オフ、モードの切り替え、撮影などをスムースに行える。ウエアラブル、マウント可能。水深5メートルまでの防水性能を備える。
Smart Remoteが最適条件下で最大180メートルの範囲で使用でき、最大50台のカメラを同時にコントロールできるのに比べると、The Remoteは同条件下での範囲が最大60メートル、同時にコントロ−ルできるカメラは最大5台だ。そうしたスペックの数字を比べるとダウンだが、スキーやサーフィン、自転車といったリモコンを使用するケースで必要なスペックという観点で見ると、使い勝手のバランスが向上してより有用になった。
GoProは17日にHERO9 BlackとHERO8 Black、MAXのファームウェアアップデートをリリースしており、最新版でThe Remoteのサポートが追加される。また最新版にアップデートすることで、ワイヤレス取り込みの速度がHERO9 Blackで最大30%、HERO8 Blackで最大15%、Maxは最大20%向上する。
HERO9 Black向けのv1.5は新機能を追加する大きなアップデートになっている。slo-moショートカットのスライダーボタン、低温下でのHyperSmoothのパフォーマンス改善、GPSロックの精度向上などを含むほか、「Media Mod for HERO9 Black」以外で高品質な音声入力オプションを求めるユーザーのために「Pro 3.5mm Mic Adapter」のサポートを追加。Maxレンズモジュラーを使用したライブストリーミングをサポートし、155度の超広角FOV、Max HyperSmoothによるビデオのブレ補正、水平ロックによるビデオの水平軸または垂直軸の維持などをライブストリーミングにもたらす。