私の妊娠の始まりは、生理が来なくなり、とんこつラーメンが食べられなくなり、おかしい!と思ったところから始まった。自宅で妊娠検査薬を使い、陽性反応が出て、かかりつけの町医者の先生のところに行き、常備薬を処方してもらいながら近所の総合病院の産婦人科に紹介状を書いてもらい、予約もしてもらった。そして、初めての健診で、胎嚢確認ができた。「妊娠してる可能性がありますね。来週、また来てください。心拍確認しましょう」と先生に言われて、待合室で考えたこと。妊娠中ってどんな生活を送ればいいのだろう。何を食べていいの?運動はしていいの?仕事はしていいの?夜更かしは?どこまで普通の生活をしていいのやら。そこから私の知りたい願望が高まった。
いざ妊娠すると、もう頭の中が妊娠のことでいっぱいだった。しかし、知識がなさすぎて、何がわからないのか、わからない状態だった。とりあえず、赤ちゃんはおなかの中でどう育つのだろう、そして、自分の体がどうなっていくのかに興味があった。調べるために、さっそく妊娠本を買いに行く。まず本の種類がいろいろあり、どれを買えばいいのかわからない。さらさらっと流し読みすると、妊娠高血圧症、切迫早産、妊娠線…何だか不安になる言葉が並んでいる。妊娠の仕組みから、妊娠初期、中期、後期、初めて聞く言葉もたくさんだ。