俳優の山崎賢人が主演を務める映画『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』(2021年2月19日公開)の本予告映像、本ポスター、そして主題歌が18日に公開された。
同作は1956年にロバート・A・ハインラインによりアメリカで発表されて以来、色褪せぬ名作として世界中で愛される伝説的なSF小説の初実写映画化作。舞台を日本に再構築し、ロボット開発をする科学者の高倉宗一郎(山崎)が主人公となる。1995年、信頼していた共同経営者と婚約者の裏切りにあい、自身の会社も発明途中のロボットや蓄電池も奪われてしまった宗一郎は、人体を冷凍し未来に行ける装置・コールドスリープに入れられ、目が覚めると2025年の東京だった。すべてを失ったと知る宗一郎は、変えられた運命を取り戻すため、30年の時を超えてリベンジを誓う。
公開された予告編は、宗一郎(山崎)、璃子(清原果耶)、そして冬が嫌いで「夏への扉」を探すため家中の扉を開ける飼い猫ピートの登場から始まる。穏やかなシーンから一変、宗一郎は何者かに罠にはめられ、冷凍睡眠(コールドスリープ)させられてしまい、目を覚ますとそこは、30年後の世界だった。30年間眠り続けた宗一郎に突き付けられた現実は、研究の成果が奪われ、璃子も失ってしまった絶望の世界。愕然とする宗一郎は、藤木演じる人間にそっくりなロボットの力を借りながら、璃子を救うために30年の時空を超えて未来を変えるために動き出す。ポスターも19995年と2025年、2つの時代を表すかのように宗一郎の顔が並べられたデザインとなった。
主題歌には、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』主題歌「炎」も話題で、年末には2年連続となる「第71回NHK紅白歌合戦」への出場も決定しているLiSAの書き下ろし楽曲「サプライズ」が決定。実写映画の主題歌としては自身初となる本楽曲は、本予告映像にも流れる「どんなに眩しい願いも越えてく キミのサプライズが 夏の光が胸を焦がすように 大丈夫だと扉を開く キミとまだみたいミライ」という歌詞にもあるように、璃子を救うため、そして璃子との未来を取り戻すために30年の時を超えて奔走する宗一郎の背中を押すような力強い楽曲となっている。
LiSA コメント
時を越えて、世界中で愛されてきた小説が映画化されるという機会に、
主題歌を担当させていただけることを嬉しく思います。
予期せぬ今日に臆病になったり、
それでもやっぱり未来を信じたくなったり。
そばにあるものの大切さと尊さを感じることができる私たちの心に、
予想を超えて寄り添える”サプライズ”のような歌になればと願います。