カーディフ生命保険はこのほど、「第2回 生活価値観・住まいに関する意識調査」の結果を発表した。同調査は10月16日~20日、全国の男女2,084人を対象にインターネットで実施した。
理想の生活を送るために重要視することを尋ねたところ、2019年より上昇したのは、「仕事よりもプライベート」(86% 昨年比+7.5pt)、「趣味を持つ」(86% 同+6.1pt)、「結婚する・パートナーと暮らす」(72% 同+8.4pt)、「子どもを持つ」(59% 同+6.1pt)、「広い家に住む」(50% 同+7.8pt)となった。
現在感じている不安について聞くと、最も多い回答は「老後資金」(86%、昨年比-0.9pt)で、「病気・ケガなどで働けなくなる」(75% 同-4.6pt)、「自然災害」(74% 同-8.1pt)、「コロナ感染」(73%)と続く。20代と30代は、他世代と比較して「コロナ感染」への不安が高い傾向にある。
住み替え・リフォームの実施状況について調べると、コロナ感染拡大後に「住み替えた」「リフォームした」「家にワークスペースをつくった」と回答したのは全体では19%であったのに対し、テレワーカーでは31%だった。テレワークが住まいを変えるきっかけとなっていることがわかった。
住宅ローン返済に不安を感じると答えた人に、その不安理由を尋ねたところ、「失業」(30%)と「倒産」(25%)が2019年よりそれぞれ5.1pt、10.6pt上昇した。最大の不安は「病気・ケガによる収入減」(64%)で、「急な出費」(39%)、「配置転換等による収入減」(38%)が続いている。
住宅ローン利用者を対象に、加入している団信保障の内訳を調べたところ、コロナ感染拡大後に住宅ローンを利用して住宅を購入した人の68%が団信の特約を付けていることがわかった。この特約は、死亡・高度障害の保障に上乗せする、がん保障、脳卒中・急性心筋梗塞保障、就業不能保障、失業保障などの保障を指す。
住宅購入後に後悔したことを尋ねたところ、「団信の特約を付けておけばよかった」(40%)が最も多く、2019年より4.5pt上昇した。次いで「もっと住宅ローンを比較すればよかった」(12%、同-3.4pt)、「税制など金融知識をつけておけばよかった」(11%、同-2.7pt)となっている。