今年のアカデミー賞作品賞を受賞した映画『パラサイト 半地下の家族』が、日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』(毎週金曜21:00~)で、1月8日に本編ノーカットで地上波初放送。俳優の神木隆之介が、吹き替えを担当した。

  • 『パラサイト 半地下の家族』

ポン・ジュノ監督が手掛けた本作は、今年のアカデミー賞で作品賞始め4部門を受賞(作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞))。アジア映画では史上初めての作品賞受賞となった。さらに、第72回カンヌ国際映画祭最高賞のパルムドール受賞をはじめ、世界各国の映画祭を席巻し、日本でも47億円を超える興行収入を記録した。

今回は、新吹き替え版で放送。家庭教師になりすました青年の声を、神木が演じる。その他、ソン・ガンホ演じる一家の父親役に山路和弘、家庭教師の生徒役に早見沙織など、実力派がそろった。

アフレコ収録を終えた神木は「今まで声で参加させてもらった作品では、僕の出す声の色がついていましたが、今回はそれをあえて抑えて、今までにない声の出し方に挑戦させていただきました。やったことがないチャレンジだったので不安もありつつ、どんなでき上がりになるかとても期待しています」とコメント。

作品の魅力については「起承転結の転の部分です。坂道を岩がゆっくりと転がり出すと思ったら止まらずに転がる予想だにしないストーリー展開。計算と伏線がいっぱい張り巡らされ、綿密に作られていて、先が読めません。『えっ!こういう終わり方なんだ…』とあ然とする一方で、最後は希望を見せてくれる部分もあります」といい、「映画自体、素敵な映画で、何度見ても『伏線の回収の仕方が見事だなあ!』という思いは色あせません。ぜひ、字幕以外の形でみなさんに見て楽しんでいただけたらうれしいなと思います!」と呼びかけている。

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