筆者は以前、ファーウェイの2週間連続使用できるスマートウォッチ「HUAWEI Watch GT 2」をレビューしましたが、このシリーズに新モデル「HUAWEI Watch GT 2 Pro」が発売されています。注目は本体デザインの変更と急速ワイヤレス充電などの機能追加。もともと高性能でコスパもよかった本シリーズですが、新モデルになってどう変わったか、HUAWEI Watch GT 2 Proを日常生活でじっくり試してみました。
チタン素材で高級感あるスタイル
HUAWEI Watch GT 2 Proを見て最初に感じたのは高級感。ディスプレイサイズは従来と同じ1.39インチAMOLED(454×454ピクセル)で比較的大きめ。時計は盤面サイズが大きくなるとカジュアルな印象に寄りがちですが、落ち着いたチタン製のベゼル素材がどっしり構えています。りゅうず風のボタンと相まって、アナログ時計のようなたたずまいを感じさせます。
スマートウォッチの魅力のひとつに、TPOに合わせて盤面デザインを気軽に変えられることがありますが、HUAWEI Watch GT 2 Proも200種類以上からフェイスデザインを選べます
ちょっと面白い新機能として「Huawei Share OneHop」に対応。対応するスマートフォンで保存されている写真を選択すると、HUAWEI Watch GT 2 Proに近づけるだけで写真を時計のフェイスデザインに登録できます。
2週間連続使用のスタミナバッテリー、ワイヤレス充電にも対応
HUAWEI Watch GT 2シリーズの大きな特徴は、バッテリーのスタミナ。最近のスマートウォッチは「ユーザーのあらゆる日常生活を記録」します。起きている間の歩数や心拍数、消費カロリーはもちろん、睡眠時間や睡眠の質、浅い眠りや深い眠りの推移などをチェックできる製品が当たり前のようになってきました。365日24時間、常にユーザーの身体情報を記録しているので、正直いつバッテリーを充電すればよいのか困る人も多いと思います。
充電の心配を解決してくれるのが、通常使用(※)なら2週間も連続使用できるというパワフルなバッテリー。定番のApple Watchもそうですが、バッテリーが20時間もたないスマートウォッチが多いなか、HUAWEI Watch GT 2 Proのバッテリー性能は正直驚異的です。
※:心拍数モニタリングON、睡眠モニタリングON、メッセージ通知ON(毎日平均50メッセージ、電話6回、アラーム3回)、1日に200回画面表示、毎週30分の音楽再生とBluetooth通話、GPSがONで毎週90分のワークアウトをした場合
さらに、新しいHUAWEI Watch GT 2 Proは、ファーウェイのスマートウォッチとして初めてワイヤレス充電に対応しました。ワイヤレス充電の魅力は、なんといっても充電の手軽さ。充電台にポンと本体を置くだけで簡単に充電できます。
もうひとつ使い勝手がよい点は、Qi互換のワイヤレス充電に対応していること。ワイヤレス充電器だけでなく、給電機能(リバースチャージ)を持つスマートフォンがあれば、どこでもHUAWEI Watch GT 2 Proを充電できます。専用の充電端子を使うスマートウォッチだと、モバイルバッテリーがあっても専用クレードルやケーブルがないから充電できない……ということもありましたが、HUAWEI Watch GT 2 Proはこの心配もありません。2週間使用のスタミナと合わせて、バッテリーに関する死角がなくなった印象です。