フジテレビと東宝が共催する舞台ミュージカルの出演者オーディションの参加者とスタッフ計12人が、新型コロナウイルスに感染していることが16日、明らかになった。
このオーディションは、今月9日、10日に東京・フジテレビ湾岸スタジオで開催されたもの。9日のオーディションの参加者1人が、別の舞台での共演者に新型コロナウイルス陽性が確認されたため、無症状だったがPCR検査を受けた結果、11日に陽性と確認された。
これを受け、今回のオーディションで同席した参加者・スタッフのPCR検査を実施したところ、参加者7人、スタッフ4人が陽性となり、現在までに合わせて12人の感染が確認された。12人はいずれも軽症もしくは無症状で、重症ではないという。
フジと東宝は、所轄保健所にも連絡の上、現時点でスタジオ内の消毒、オーディション参加者全員への連絡・健康状態の経過確認を行っている。
濃厚接触者については現在確認中だが、「判明し次第、速やかにしかるべき対応をしてまいります」とした上で、「引き続き保健所等の指示に従い、感染拡大防止に努めてまいります」と説明している。