サムスン電子は12月16日、NTTドコモによるソフトウェア・アップデートにより、Androidスマートフォン「Galaxy Note20 Ultra 5G」がSub6-CA・ミリ波の両周波数帯に対応したと発表した。ドコモのスマートフォン製品で、Sub6-CAとミリ波の両方に対応する製品は初。
Sub6-CAは3.7GHz帯と4.5GHz帯の周波数を束ねるキャリアアグリゲーションで、国内最速となる下り最大4.2Gbpsの通信速度に対応する。
今回のアップデートにより、「Galaxy Note20 Ultra 5G」は28GHz帯(ミリ波)とSub6-CAに対応し、受信時最大4.2Gbps、送信時最大480Mbpsの通信速度が可能(理論値)となる。ミリ波の対応エリアは限られているが、対応機種であれば通常の5Gサービス金でミリ波も利用できる。アップデートではこのほか、スマホを振ることでアプリを起動できる「スグアプ」不具合の解消やセキュリティ更新なども図られている。
なお、CAではないSub6とミリ波の両対応は、同日のアップデートで「Galaxy S20+ 5G SC-52A」も対応した(今後「arrows 5G F-51A」も対応予定)。また、ミリ波には非対応だが、Sub6-CAは「Xperia 5 II SO-52A」が対応している。