お笑いトリオ・ロバートの秋山竜次が、TOKIOの長瀬智也が主演を務めるTBS系金曜ドラマ『俺の家の話』(2021年1月スタート、毎週金曜22:00~)にラッパー役で出演することが15日、明らかになった。
同局の連続ドラマでは11年ぶりとなる長瀬×脚本家・宮藤官九郎のタッグで描くのは、濃すぎる家族が織りなす王道のホームドラマ。長瀬演じるピークを過ぎたプロレスラーが、能楽の人間国宝である父の介護のために現役を引退し、名家の長男として家族と謎の女性介護ヘルパーを巻き込んで介護と遺産相続を巡る激しいバトルを繰り広げるストーリーだ。
このたび、長瀬演じる主人公・観山寿一(みやま・じゅいち)を取り巻く個性的なキャラクターとして、ロバートの秋山竜次の出演が決定した。本作が宮藤作品初出演となる。
秋山が今作で演じるのは、自称ラッパー兼ラーメン店経営者「O・S・D」役。O・S・Dは、江口のりこ演じる寿一の妹・長田(おさだ)舞の夫。ラーメン店を都内で4店舗も経営し、忙しい日々を送っている。元ラッパーもとい、現在はラッパー自粛中というO・S・Dと、観山家の面々とのアップテンポなやり取りに注目。妻の実家で繰り広げられる介護問題に、癖の強いO・S・Dは一体どう立ち振る舞うのか。
秋山は「『池袋ウエストゲートパーク』や『タイガー&ドラゴン』など、宮藤さんの脚本ドラマは印象に残っている作品が多く、もちろんイチ視聴者として見ていたので、出演が決まった時はめちゃくちゃうれしかったです。僕は、自称ラッパー兼ラーメン店経営者のO・S・Dを演じます。いったいどんな役なのでしょう(笑)。役作りとしては、今日からできる限りキャップのツバは曲げず、綺麗に韻を踏むなどをして日常から変えていこうと思っております。『俺の家の話』は、面白いこと間違いなしです。ぜひご家族でご覧ください」とメッセージ。
チーフプロデューサーの磯山晶氏は「秋山さんのことは、『はねトビ』時代から大好きです。『特急田中3号』『歌姫』から14年、なかなかご一緒出来る機会がありませんでしたが、その後のご活躍を見て、憑依的といえる演技力に感服していました。今回、ようやくその演技力に見合う役が出来たので、出演をご快諾いただき、とてもうれしいです。O・S・Dという役ですが、コメディリリーフではなく、ストーリーの本筋に絡んでくる大事なキャラクターです。40代俳優としての秋山さんの魅力にご期待ください!」と語っている。
なお、秋山はロバートとして活躍する一方で、YouTubeチャンネル・ロバート秋山の「クリエイターズ・ファイル」を配信。登録者数58.9万人、総再生回数は1億回以上(ともに12月15日現在)と人気を誇っている。また、これまでも『特急田中3号』や『歌姫』(ともに2007年)、ミニ枠ドラマ『永沢君』(2013年)など数々のドラマに出演。俳優としても活躍の場を広げており、2017年にはスペシャルドラマ『黒い十人の秋山』(テレビ東京)で、一人10役に挑戦。その異才を存分に発揮した。
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