KINTOはこのほど、「移動」に関する調査結果を発表した。同調査は11月13日~16日、全国の20~69歳男女1,792人を対象にインターネットで実施した。

  • コロナ禍で日常的に利用したい移動手段

コロナ禍の今、日常的に利用したい移動手段について尋ねたところ、「徒歩」(82.9%)に次いで多かったのは「自家用車」(80.0%)だった。「自家用車」は感染防止の観点から見ると、パーソナルな空間を確保できる点が評価されていると考えられるという。

伸び率でみると、「タクシー・配車サービス」(+8.1ポイント)、「バス」(+5.5ポイント)、「電車」(+4.3ポイント)が伸長。また、時限的で合理的なクルマの持ち方といえる「サブスク」(+2.9ポイント)、や「カーリース」(+1.9ポイント)、の伸びも目立っている。

今後、検討したい自動車の利用方法について聞くと、「自家用車」は75.6%と、継続的な利用の意向も高いことがわかった。一方、車を自分で運転する点では同じでも、「レンタカー」は14.7%、「カーシェアリング」は7.6%と低い結果となっている。

  • 今後、検討したい自動車の利用方法

コロナ感染拡大を受け、自動車に関する意識の変化について当てはまるものを尋ねたところ、「新たに自動車の購入を検討するようになった」が15.0%、「自動車を購入・買い替えるとしたらローンを組まないようにする」が16.6%、「自動車を手放すことを考えるようになった」が9.0%だった。

自家用車の保有・非保有者別に自動車に関する意識の変化を見ると、「自動車の購入を検討するようになった」と回答した割合は、自家用車の保有者は12.8%であったのに対し、非保有者は23.0%だった。非保有者は、4人に1人がコロナ禍をきっかけに、車の保有を検討していることがわかった。

  • コロナ感染拡大を受け、自動車に関する意識の変化

今後、自家用車を保有するとしたら、どのような保有形式(購入方法)を検討したいかを聞いたところ、「現金一括購入」(62.5%)が最も多かった。しかし 6月調査と比較すると現金一括は減少しており(68.6%→62.5%)、代わりに「マイカーローン」り(18.0%→30.5%)、「残価設定ローン」(12.6%→17.6%)、「カーリース」(0.3%→4.2%)、「サブスク」(1.4%→3.2%)が増加している。

  • 自家用車を保有する際に、検討したい保有形式