GmailなどのGoogleサービスで12月14日21時頃(日本時間)から起きていた大規模障害について、Googleは各サービスにログインするための認証システムに問題が起き、全世界的にサービスが止まっていたことを明らかにした。

  • Googleサービスの大規模障害は復旧、原因は?

    Googleサービスの大規模障害の原因は「認証システムの容量割り当て減少」

Googleのレポートによると、障害の原因は、さまざまなクラウドサービスへのアカウントログインと認証を管理するシステムの問題。システムの容量割り当てを自動で管理するクォータ管理システムが正常に機能しなかったことで、Googleの中央ID管理システムの容量が減少し、エラーがグローバルに返されていたという。

このため、認証を必要とするGoogleWorkspaceサービス(GmailやGoogleカレンダー、Meet、ドキュメント、ドライブを含む)をはじめとする多くのサービスが利用できなくなった。また、Google Cloud Platformにも影響が出ており、サードパーティのサービスでもログインできなくなっていた。

この大規模障害は、現地時間3時45分に発生し、同4時35分まで50分間続いた。現在はすべてのサービスが復旧している。

  • Googleサービスの大規模障害は復旧、原因は?

    Google Cloud ステータス ダッシュボードの障害報告レポートより