JR東日本はこのほど、東日本エリアの駅弁ナンバーワンを投票で決める「駅弁味の陣 2020」において、グランプリとなる「駅弁大将軍」に長野県の「諏訪弁 ほいじゃねェ」を選出したと発表した。
「駅弁味の陣」は、東北・関東・甲信越の駅弁を対象にエントリーを募り、一般投票で各賞を決めるコンテスト。今年は65品がエントリーし、10月1日から11月30日までの開催期間中、合計2万2,319票が寄せられた。
最も高い総合評価を獲得し、「駅弁大将軍」に選ばれた「諏訪弁 ほいじゃねェ」は、諏訪地域の観光を味で盛り上げようと、諏訪を中心とした長野県産の食材にこだわって有志が企画開発した駅弁。「見た目も彩りもよく、諏訪地域を表現して、しかもおいしかった」「お箸の入っていた紙を広げるとお品書きになっていたのがとてもよかった」などのコメントが寄せられた。
総合評価が2番目に高かった「駅弁副将軍」は、「きざみ岩下の新生姜 きぶなカレー ブラックシーフード」。地域に伝わる無病息災のシンボル「黄鮒」をモチーフにしたターメリックライスとイカ墨シーフードカレーのインパクトある見た目と本格的な味わいに評価が集まった。
味覚の評価が最も高かった「味覚賞」は、三沢産の昼いかと八戸前沖さばを使った「三八弁当」、盛り付けの評価が最も高かった「盛付賞」は、コシヒカリの酢飯に海鮮7種を盛り付けた「新潟産コシヒカリと海鮮のうまいもん寿司」、掛け紙の評価が最も高かった「掛け紙賞」は、「青森小川原牛 焼きしゃぶ弁当」が選出された。新作駅弁の中で総合評価1位を獲得した「初陣賞」には、「ビビンバ牛肉どまん中」が選ばれた。
これら受賞駅弁を集めたアフターイベントを2021年の1月15日から2月14日まで開催予定としており、会場・取扱商品等については公式サイトで発表される。