お笑い賞レース『女芸人No.1決定戦 THE W』の4代目女王に輝いた、お笑い芸人の吉住が14日、決勝の生放送終了後に東京・汐留の日本テレビでオンラインの優勝会見に臨み、喜びを語った。

  • 『女芸人No.1決定戦 THE W』4代目女王の吉住

芸歴6年目、ピン歴5年目の吉住は、『THE W』に4回目の出場で優勝。「正直やっと勝てたという感じです、ネタをずっとやり続けてきたので、賞レースという大会で優勝できたのが本当にうれしいです」と第一声を述べた。

様々な賞レースに挑んできたが、「ピンでコントってなると、コンビやトリオのコント・漫才に勝ちづらいなっていうのがあったので、やっと自分のネタが認めてもらえたかな」と感慨深げ。その中でも『THE W』の印象については「こんなに異種格闘技の大会はなかなかないので、ここで勝つのが一番難しい賞レースだと思ってました。だから、ここで絶対に勝ちたいという気持ちでしたね。女に生まれてきたからには『THE W』は絶対獲りたいなというのがありました」と念願がかなった。

優勝の喜びを伝えたい相手を聞くと、「人力舎のみんなですかね。すごいいいニュースをもたらせてかなと思うので」と、アンジャッシュ・渡部建の騒動に揺れた所属事務所のメンバーたちを思いやる吉住。「少しでもみんなを笑顔にできたらいいなと思って、すごく(喜びを)伝えたいです」と語った。

さらに、ピン芸人として、芸歴10年以内に参加資格が絞られた『R-1グランプリ2021』でも、「優勝したいと思います」と意気込んだ。

吉住は、賞金1,000万円と、副賞の日テレ人気14番組(『有吉の壁』『行列のできる法律相談所』『沸騰ワード10』『今夜くらべてみました』『踊る!さんま御殿!!』『ウチのガヤがすみません!』『NETA FESTIVAL JAPAN』『世界一受けたい授業』『スッキリ』『ZIP!』『バゲット』『笑ってコラえて!』『シューイチ』『人生が変わる1分間の深イイ話』)出演権、冠番組を獲得。この中では、「『有吉の壁』でキャラコントをやりたいです」と意欲を示す。

今年の審査は、川島明(麒麟)、田中卓志(アンガールズ)、哲夫(笑い飯)、久本雅美、ヒロミ、リンゴ(ハイヒール)の6人のプロ審査員(各1票)と、データ放送による視聴者投票(1票)の計7票により採点。司会は、フットボールアワーの後藤輝基と水卜麻美アナウンサーが務めた。

なお、当初決勝進出に決まっていたスパイク(吉本興業)が、新型コロナウイルス感染のために出演を見合わせ、準決勝の次点だったターリーターキーが繰り上がりで決勝に進出した。

歴代の優勝者は、初代・ゆりやんレトリィバァ、2代目・阿佐ヶ谷姉妹、3代目・3時のヒロイン。

■Aブロック対戦成績
◯TEAM BANANA 4-3 オダウエダ
◯TEAM BANANA 7-0 にぼしいわし
 TEAM BANANA 2-5 紅しょうが◯
◎紅しょうが 7-0 ターリーターキー
 
■Bブロック対戦成績
 Aマッソ 3-4 ゆりやんレトリィバァ◯
 ゆりやんレトリィバァ 2-5 吉住◯
◯吉住 5-2 はなしょー
◎吉住 5-2 ぼる塾
 
■最終決戦
◎吉住 6-1 紅しょうが