タレントのファーストサマーウイカが13日、フジテレビのトークイベント『久保みねヒャダこじらせオンラインライブ#7』にゲスト出演した。
漫画家の久保ミツロウ、エッセイストの能町みね子、音楽プロデューサーのヒャダインによる同イベント。久保と能町は5年前、夏フェス『夏の魔物』にトーク枠で呼ばれた際、完全なアウェーの上に楽屋もなく、屋外に放置され「荒野に立っていた」(能町)ところ、当時BILLIE IDLE(R)に所属していたウイカに声をかけられ、それを恩に感じていたという。
それだけに、能町は「こんな形で(世の中に)出てくるのは予想外でしたね」と、ウイカのブレイクに驚いたそう。そのキャラ変のきっかけを、ウイカは「鳴かず飛ばずの25~6歳のアラサーに足をかけていた時期に、イベントでトイレで用を足しているときに、(個室の外で)『何歳ですか~?』『12歳になりました~』って声を聞いたら、震えが来てトイレから出れなくなって。そうなったら、彼女たちが10年後にこうなりたいと思える同業者になろうと思って、“かっこいい”に舵を切ったんです」と明かした。
今やバラドルとして大成功を収めたウイカだが、目下の悩みは「相方が欲しい」とのこと。ラジオでは「自分でボケて自分でツッコんで自分で笑って、ネタの伏線張って自分で回収して、笑って泣いて叫んで…。楽しいんですけど、もう1人いたら倍にできるのになって思うんです」とあこがれを語る。
また、劇団、声優学校、アイドル、音楽ユニットと、様々な経歴を歩んできたウイカに、能町は「基本的すぎて申し訳ないんですけど、もともと何になりたかったんですか?」と直球質問。
これに対し、ウイカは「衝動タイプです。流木のように流れて着いた海岸でのらりくらりしてまた流れて…みたいなことなんですけど」と答え、「最近思うのは、“No.1コンプレックス”とか“クリエイターコンプレックス”があるんです。肩書きにできるような何かの1番になったことがないし、作品を生み出す0を1にする人間じゃないと思って。劣等感にさいなまれて、遅れてきた中2みたいになってます」と打ち明けた。
そんな中、能町は「役者を見たい」と、千葉雄大がゲストに来たときにヒャダインとやらせるアドリブコントをリクエスト。ウイカが「芸能界引退後に場末のスナックを開いているママ」、ヒャダインが「初めての客(本人役)」、能町も「ママが芸能界にいたのを知っているが言いたくないのを知っている常連客」に扮してやってみると、ウイカママは「八代亜紀ちゃんの若い頃にそっくりって言われる!」「NiziU好き! 煮汁かNiziUか分からんなあ言うてな!」など、初めてのコントとは思えないアドリブを次々に繰り出し、見守っていた久保は「ずっと面白くて見ていたい」、ヒャダインも「ポテンシャルの塊じゃないですか」と絶賛した。
今回のライブは、20日23時59分まで追っかけ再生が可能。チケットは、16日23時59分まで販売されている。この模様は、フジテレビで1月15日(深夜2:55~3:55)に放送される。
また、12月31日(深夜3:45~5:00)には、恒例の元旦スペシャルを放送。こちらでは、久保・能町・ヒャダインのハワイ旅の模様や、今年登場した出演者たちが熱唱するこじらせソング「WE ARE THE ひとり」が放送される。
ライブの模様は後日、フジテレビの動画配信サービス・FODで配信。次回のオンラインライブは、フワちゃんをゲストに迎え、1月16日に開催される。
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